2025年に打ち上げ予定のJAXAの「RAISE-4」には、三菱重工製の「AIRIS」という監視カメラシステムが搭載される。AIの力を借りて、AISを消している怪しい密輸船、密漁船、工作船の動静をすばやく看破し、警報を知らせる。

 Svetlana Shcherbak 記者による2024-10-27記事「russia Creates Aqua Buoys To Detect Kamikaze Boats, Plans Testing in the Black Sea」。
   ロシアの設計局「タラムホ」は、黒海にてウクライナの無人爆装艇を探知するための「水中聴音センサー」を試験する、と宣伝している。

 ブイ状の機械だという。
 味方の軍港からできるだけ遠い沖合いにこのブイを浮かべておく。何か異音を探知したら、その情報が陸上のコントロール・パネルに届く。

 「タラムホ」は2022年創立。グロズヌイ市内のITベンチャー企業が出発点である。

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 Thomas Newdick 記者による2024-10-29記事「Our Best Look At Taiwan’s New Uncrewed ‘Smart Dragon’ Submarine」。
   台湾国産の大型UUVである『海龍』のデータは何も公表されていないが、写真から判定して、全長30m、横幅3.6m、カニングタワーを含めた高さは6m、排水量は100トンだろう。

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 Adam Kredo 記者による2024-10-28記事「Iran Is Still Trying To Assassinate Mike Pompeo, State Department Discloses to Congress in Non-Public Memo」。
   国務省が連邦議会の長老議員たちに先週見せた、非公開の通知メモによると、イランは今でもマイク・ポンペオ元長官の暗殺を諦めていない。また、トランプ政権時代に対イラン制裁を領導したブライアン・フックの命も、イランは執拗に狙っている。

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 Brian McElhiney and Keishi Koja 記者による2024-10-29記事「US Marines were aboard Japanese Osprey during training mishap」。
   日曜日に与那国駐屯地で離陸を中断したオスプレイには、米海兵隊員も3名、乗っていた。
 「キーン・ソード」演習の一環だった。

 ぜんぶで16人が乗っていた。だから13人は陸自の人。

 ※この記事を読んでいてしょうもないことに気付いた。いまの中谷防衛大臣の下の名前は「ゲン」なので、それをそのまま表記すると「Gen Nakatani」となり、あたかも「もと将官」のように早合点してしまう。あわててウィキを調べたら、この人は防大卒の「もと2等陸尉」だった。しかも除隊したのは1984だから、俺とは現役時代が1年強、かぶっているわけだよ。だったらソ連に対する態度は俺とは共有されている。

 今、自衛隊は17機のオスプレイを保有している。

 ※この記事は肝腎なことを書いてない。当日の「気温」と「気圧」だ。高温だと空気が薄くなってローターブレードが揚力をつくりにくく、且つ、エンジンが吸気できる酸素が減って馬力も出し辛い。ネットで調べたところ、27日・日曜日の未明3時が26.6度、朝6時が26.8度、9時が28.7度、12時が29.9度だったとわかった。現地陸上気圧は、3時が1005.2ヘクトパスカルで下がり傾向、6時が1005.3HPaで上がり傾向、9時が1006.2HPaで頂点、12時が1005.1HPaで下がり傾向。ちなみに日本周辺の平均気圧は1013hPa。カブール市の今の気圧1015hPaより低いというのは気になるが、それでも、当日の与那国島は、空気が異常なほど薄かったわけではなかった。となると、「微速前進しながらの離陸」を、なにゆえか、試みなかったことが、みずから発生させているヴォルテックスにみずからのローターが嵌り込む事象を招いたのか、あるいは3名の海兵隊員が想定外のFatボーイズだったのか。ぜんぜんかんけいないが大谷選手が力士体形に向かっているよね? 骨はもう太くならないから、これからは体重を絞って生涯の怪我と病気リスクを減らすのか、怪我と病気リスクを忍んでも現役中のパワー系パフォーマンスを極限まで追究してみるのか、思案は待った無しだ。