火曜日にソユーズ・ロケットがいちどに55機の人工衛星を軌道投入した。うち2機はイラン製の偵察衛星。

 Joseph Trevithick 記者による2024-11-4記事「CIA Has Secret “Nonviolent” Way To Disable Large Ships: Report」。
   第一期トランプ政権のとき、CIAが、ヴェネズエラとキューバの間のタンカー船の往復を隠密的に阻害してやるための変わった手段を保有していたという。

 2018~2020に、マデュロ政権の弱体化を狙ったものだったが、その目的は達成されなかった。

 CIAは、ベネズエラ軍の給与計算システムをサイバー攻撃したり、コロムビア人の手先を使ってヴェネズエラ空軍保有の「スホイ30」戦闘機を破壊させようとしたり、ベネズエラ内の反マデュロの政敵にクーデターをそそのかしたりした。

 キューバはベネズエラ産の石油に完全依存していた。見返りにキューバからは、マデュロ大統領を警固する部隊が差し出されていた。そこで、ベネズエラのタンカーがキューバに辿り着けないようにしてやれば、マデュロもキューバも弱ってしまうはずだとCIAは考えた。

 タンカーを、非破壊的に機能停止させてやれる、リモコンで航洋可能なロボットのようなものをCIAは1台だけ、持っていた。それはしかし、南北アメリカの沿岸からは、はるかに遠い某海域に待機させておく必要があったので、この案は没になったという。

 メカニズムの詳細は語られていない。が、想像では、高出力のマイクロ波(HPM)を発生させて、対象船舶の電気系統をダウンさせる仕掛けなのではないかという。

 このシステムは米軍内では「HiJENKS」と呼ばれ、2022年にチャイナレイクのテストセンターで実験したら成功したという。

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 Tara John, Eve Brennan, Pete Muntean and Antonia Mortensen 記者による2024-11-4記事「Russia suspected of sending incendiary devices on US- and Canada-bound planes, Wall Street Journal reports」。
  この7月に、DHLの貨物輸送機が、ハブ空港に使っているライプチヒとバーミンガムで、時限装置による火災に見舞われた。これらの機体の最終目的地は米国とカナダであった。時限発火装置はロシアが仕掛けたと見られている。

 発火装置は、小包に入っていて、ポケベル+易燃性のマグネシウム合金という組み合わせ。
 地上からの指令で、任意のタイミングで、高熱の火災を発生させることができる。
 その荷物はリトアニアから英国へ発送されていた。
 ポーランド当局も、捜査に乗り出している。

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 Svetlana Shcherbak 記者による2024-11-5記事「The First 3,000 Drones with Machine Vision for the Armed Forces of Ukraine Are Ordered; Another 10,000 Are on the Way」。
   「マシン・ビジョン」を搭載したドローンの、最初の3000機分が、ウクライナ軍によって発注された。これにすぐに続いて、1万機も追加発注される。

 デジタル大臣のミハイロ・フェドロフいわく。現在、ウクライナ国内には、FPV用の「マシン・ビジョン」をそれぞれ独自に開発してFPV特攻機にくっつけているメーカーが10以上ある。ウクライナ軍は、その中から成績の良いシステムを選ぶことができる。

 終末誘導を、イメージ・ロックオンに委ねてしまい、リモコンの必要をなくす「マシン・ビジョン」をFPVドローンに結合させる試みは、2023年末から、ウクライナ戦線で始った。当初はそれらは量産品ではなく、すべて手作りの実験機だった。これからは、量産機が投入される。

 FPVドローンに対するECMは、標的に近づくほど電界が強まって、衝突直前で大概、リモコン信号を遮断できる。しかし終末突入が光学映像だけを頼る自律式で、電波リモコンを不必要とするならば、ECMも無効である。

 ロシア側も遅れずについてきている。ロシアでは、マシン・ビジョンを搭載した自爆機は、1機のコストが120ドルから150ドルで可能だという。つまり、性能や機能は革新的なのに、単価はすこぶる抑制される流れなのだ。

 2024年6月には、ウクライナ製の「Skynode S」というマシンビジョンが、米国Auterion社製の無人機に搭載されたという報道があった。