害熊の密度と、住民の密度は、概して反比例する。
最も住民希薄で、最も山野面積の広大な北海道が、自前の零細組織と乏しい予算で、個体数最大の、手ごわい害羆の始末など、つけられるわけがない。
現況、需要とサービスに、構造的なアンマッチがある。
この死活的住民サービスは、国費で国家公務員がやるのが穏当なのである。
なぜなら、《羆を皆殺しにしてはならない》といった勝手な法律を地方に強いているのは、そもそも中央のご都合だからだ。ほんらい北海道の羆は絶滅させるのが正しいのである。
防災庁の「対害獣」担任隊員は、銃歴ゼロでも高性能ライフル銃を使って可いことにする。
この担任隊員が、出張した先で現場を指揮・監督もする。地元の猟友会等は、「案内人」「補佐役」として臨機に助言し、また随行することもある――ということにするのだ。
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Leo Shane III and Noah Robertson 記者による2024-11-13記事「Trump picks Fox commentator Pete Hegseth as his next Defense Secretary」。
44歳のピート・ヘグセスが次のセクデフに内定した。
ミネソタ州の州兵陸軍で歩兵少佐が最終階級(今も予備役として州兵に登録している)。一流大学・大学院を経て、上院議員になることを一時考えたが、FOXのコメンテイターになった。
現役将校時代の赴任先は、キューバのグァンタナモ、イラク、アフガニスタンである。
つまり、太平洋にもNATOにも詳しくない。テロ容疑者の処遇や、退役軍人問題には、詳しい。
WOKEには大反対。ハーバードなど有名大学内部の思想偏向はビョーキだと公言している。
※トランプは、台湾での戦争など全く考慮せず、次回の2028大統領選挙に徹底集中する気だと見た。退役軍人の票をすべて掬い取るために、この人材が必要なのだ。
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Nick Visser 記者による2024-11-12記事「Trump Taps Fox News Host Pete Hegseth To Be Next Secretary Of Defense」。
第一次トランプ政権のとき、トランプに、中東で「戦争犯罪人」とされた米兵を恩赦してやりなさいと建言している。
米軍はポリコレに汚染されて、すっかり「能力主義」ではなくなってしまったという問題意識を持っている。それを正しい姿に戻したい。
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Sofiia Syngaivska 記者による2024-11-12記事「New Danger to Kharkiv: russia’s Molniya Drones Bring Faster and Broader Threat」。
このうえなく安上がりな片道自爆ドローンをロシア人は量産しつつある。
モルニヤという、プロペラ牽引式の固定翼機。
弾頭重量は5kg、レンジは40km。
ベニヤ板とアルミチューブでできていることは一目で分かる。
電装品は中国製だ。
これでも8機に1機は命中し爆発するという。
FPVドローンの究極進化形か。
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ストラテジーペイジの2024-11-13記事。
なぜ8月2日にウクライナ軍のクルスク突出は成功したのだろうか?
これはFSBのウィークポイントを衝いたのである。
FSBは、ロシア国内の「反プーチン」の防遏に、全資源を集中していた。なかんずく、他の国家情報機関を監視する仕事に、人員を貼り付けていた。外国軍の作戦予知どころじゃなかったのである。
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Thomas Newdick 記者による11-13記事「Gray Eagle STOL Drone Flies From South Korean Amphibious Assault Ship」。
ジェネラルアトミクス社は、韓国海軍の『Dokdo』上甲板にSTOL性能を強化した「グレイ・イーグル」を載せ、自力滑走で短距離発艦できることをデモンストレートした。12日に日本海にて。
そこから1時間飛行して、浦項の海軍航空基地の滑走路に着陸した。
STOL性の強化は「モハベ」の技術要素をレトロフィットした。
GA社は以前、英海軍の空母『Prince of Wales』のスキージャンプ甲板から「グレイイーグルSTOL」を発艦させたことがある。そのさいには「着艦」もデモンストレーションした。
※この記事の付表が興味深い。ウイングスパン16m。エンジンはロールズロイスのМ250で、450馬力。MTOWは3175kg。ヘルファイアを16発吊架した場合の、離陸に必要な滑走距離は、最短1100フィート~最長1700フィート(これは同時に搭載する燃料量によって変わる)。また写真を見ると脚は3本とも引き込む仕組みであるのがよくわかる。
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Boyko Nikolov 記者による2024-11-13記事「Possible Wing Loong 3 HALE UAV from China makes its first flight」。
珠海の航空ショーに「翼龍3」が出展された。
飛行中を撮影したビデオの機体は黄色塗装なので、まだテスト段階だと推定できる。
主翼は長くなり、これまで以上の高高度=9000m を巡行させようという企図が反映されている。
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「mil.in.ua」の2024-11-13記事「Drones attack oil storage facility of the Russian Federal Agency for State Reserves in the Penza region」。
Penza州にあるロシアの国家石油備蓄基地が、ウクライナ軍の「Lyuty」という片道自爆ドローン×3機の長距離夜間空襲を受けて、貯油槽×1基が炎上。
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『The Maritime Executive』の2024-11-12記事「Trump Picks Two Pro-Maritime Politicians for Senior Foreign Policy Posts」。
トランプは、来る新政権の国家安全保障担当補佐官として、フロリダ州選出の連邦下院議員 マイク・ウォルツを起用する。もちろん共和党員だ。
ウォルツは元、グリーンベレー。かつて、ラムズフェルドとゲイツの2人のセクデフを補佐したこともある。
2019年から連邦議員になっており、下院の軍事委員会に属す。
中共に対抗するための建艦計画の策定や予算化にも参与してきた。
※この人物が次期政権の「重鎮」だ。軽量級のヘグセスは、鉄砲玉として使われるのだろう。へグセスは、米軍内から女子隊員を追放する汚れ役の担当と見えたり。
ウォルツは、『フリーダム』級のLCSについて口を極めて罵っている。対宇支援については当初、賛成していたが、今は消極派である。
※雑報によると、なんと米国では、持ち家に住んでいる納税者の4割が、所得税を支払っていないそうだ。さればこそ、米国では、政府がいくら赤字を垂れ流そうが、有権者は気にしない。いみじくもジョージ・バーナード・ショーは言った。政府がピーターから金を奪ってポールに与えているとするなら、その政府は、いつもポールからの支持をあてにしていればいいのである――と。