鳩代と鳩美。

 Tim Hains 記者による2024-11-14記事「John Waters: Pete Hegseth Presents a Transformational Agenda for the Pentagon Totally in Line With Trump Policy」。
   ジョン・ウォーターズは、『River City One』の著者である。リアルクリアポリティクスのラジオ番組で、アンドリュー・ウォルワスがウォーターズと対談した。話題は、ヘグセスの国防長官起用について。

 ウォーターズいわく。ヘグセスはじぶんがやろうとしていることをすでに自著で語っているのですよ。
 『The War on Warriors』というタイトルの本が今年、出ている。
 その中でヘグセスは、DoDの内部が能力主義ではなくなっていると指弾している。それを正常な姿に、彼は戻す気だろう。

 2003にへグセスはプリンストンを卒業して、投資銀行のベア・スターンズに入った。
 ところが不思議にも彼は経済の道は往かず、そのあとに陸軍に入隊しているのである。
 当時はイラクとアフガンの戦争が泥沼化していく時だった。そんなときに敢えて下級の歩兵将校になろうとしたのだ。彼は、オクラホマやネブラスカの田舎から志願して兵隊になっている18~19歳の若者の先頭に立ちたいと思ったのだ。

 ペンタゴン改革のテーマも自著に列記していて、わかりやすい。トランスジェンダーの部隊など許さない。南軍由来の米軍基地名を、また復活させる。

 組織の大胆な文化構造改革が必要なら、その構造の中で長年適応をしてきた「内部通」など、却って不適任であろう。ヘグセスのような非官吏型の門外漢こそが、最適任なのだ。

 かつてブッシュ政権の安全保障系高官で、その後ジョンズホプキンズ大で国際問題を教えたエリオット・コーエン教授がこう言っていた。DCには頭の良い人間など掃いて捨てるほどいる。政権に必要なのは、危機のさなかに決定ができる人材なのである、と。

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 Ellen Mitchell 記者による2024-11-14記事「Trump picks former Georgia congressman for VA secretary」。
  ジョージア州選出の元連邦下院議員、ダグ・コリンズ(58)が、来年からの「退役軍人庁」の長官に内定した。
 コリンズは今、空軍予備軍の従軍牧師であるという。

 下院議員の任期は2013~2021であった。2020に上院議員に立候補したが、落選。

 2020年に、トランプは選挙で敗北してはいないのだ、という大運動があり、支持者グループが騒動を起こした。コリンズはその連中を弁護するための法律相談役になっている。

 コリンズは1990年代に2年間、海軍の従軍牧師だった。2002に空軍予備軍に入り、2008にはイラクに派遣されている。原隊はジョージア州のマリエッタ基地。

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 Sumantra Maitra 記者による2024-11-15記事「Gabbard Is a Dream Come True for Foreign Policy Realists」。
  ガバードは下院議員時代にシリアのアサドについて「The View」というメディアにこう語っている。
 「アサドは米国の敵ではありません。なぜならシリアは合衆国の直接の脅威とはなっていないからです」。

 2016年には「op-ed」にこんな寄稿をしている。アサドを排除したらどうなるか。米兵50万人を現地の秩序維持のために駐留させるしかなくなり、しかも、その駐留が終わるときは来ないだろう――と。

 ※SNSには、トルコのエルドアンは米国の友人ではない、と強く警告する彼女の演説の動画が出ている。いつのフッテージなのかは不詳。

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 Mary Eberstadt 記者による2024-11-14記事「Why Catholics Voted for Trump」。
 こたびの大統領選にて、米国のカトリックの有権者100人のうち56人はトランプを支持し、バイデンを支持したのは41人であった。

 手柄はJ・D・ヴァンス。彼がカトリック票をかっさらった。

 ヴァンスが語った価値観が、人々を信用させた。

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 Joseph Trevithick 記者による2024-11-14記事「Giant Uncrewed Submarine Put Forward By Chinese Shipbuilder, Possibly Linked To Existing Design」。
  ほとんど有人の小型潜水艦と言って可いサイズの無人潜航ロボットを中共が開発中である。
 一メーカーからは「小型特戦無人潜艇」の模型も珠海に展示されている。

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 AFPの2024-11-15記事「N. Korean leader orders ‘mass production’ of attack drones」。
   三代目が無人機を量産しろと発破をかけた。そのさい画像に写りこんだモックアップが、ロシア製の「ランセット3」もしくはイスラエル製の「HERO 30」に酷似している。

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 Phil Stewart and Idrees Ali 記者による2024-11-16記事「How Trump’s Pentagon pick Hegseth fell out of love with the U.S. military」。
  ヘグセスの上腕二頭筋には「Deus Vult」というラテン語が刺青されている。これは中世の十字軍のモットーで「神がそれを望む」といった意味。

 また「エルサレム十字」も彫られている。これは今日では西洋文明護持のシンボル。

 へグセスの自著のサブタイトルは「Behind the Betrayal of the Men Who Keep Us Free」で、これは州兵がヘグセスの思想信条を問題視してDCでの警備任務には就かせず、それに反発して州兵を辞めた経緯への怒りがおさまっていないことをあらわす。

 前の政権移行があった2021-1にヘグセス少佐は、首都の警備に行け、という命令をいったん出されたのに、出張の数日前に命令を取り消された。胸の「エルサレム十字」が大問題になったらしかった。

 ペンタゴンは2021-1-19に公式に説明している。12人の州兵を、首都警備任務から外した、と。その1人がヘグセスだったわけだ。

 ※未確認の話が錯綜しているが、あり得るストーリーは、同じ州兵部隊所属の黒人の下士官がeメールでヘグセスの胸のタトゥーについて州兵司令官にチクリの直訴をしたのが、ヘグセスがDC勤務予定から外される契機になったというもの。

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 「mil.in.ua」の2024-11-15記事「Canada orders 85 heavy recovery vehicles from Rheinmetall」。
  カナダは、ラインメタル製の、装輪シャシにクレーンを載せた「重回収車」を85両、発注した。
 総額3億2500万カナダドル(1CDは109.46円。15日の相場で)。5年かけて調達する。

  ※355億7450万円を85で割ると、1両あたり、4億2000万円弱か。

 1両の自重は、10トンから16トンになる。装備によって変動。