Brian Erickson 記者による2024-11-19記事「Aviano airman’s portable F-16 ladder idea rides momentum of Spark Tank triumph」。
毎年、米空軍の現場の発明工夫を競う「スパーク・タンク」という恒例企画。
今年は、137人がエントリーし、イタリアのアビアノ基地の整備兵少佐が優勝した。
少佐は、F-16用の「折り畳み梯子」を自作した。それは畳むと、コクピット内の「マップ棚」内にすっぽりと収納できてしまう。だいたい「航空地図」のサイズは同じだから、F-16以外の航空機でも、こいつを問題なく使えるのである。整備兵は、これをひとつ、持ち歩けばいいわけだ。
コクピットにアクセスするための「梯子」は、脚立式ではなく、上から吊るし下げる「縄梯子」式の力学構造になっている。ならば、靴先で踏むことができる大穴を開けた、四角いペラペラのアルミ板を、何枚か縦に連ねたものでも、機能は代用できるはずだ。
この製品は、さらに洗練を加えた上で、民間市場向けに商品化できるとも見込まれている。
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Henry A. Kissinger, Eric Schmidt, and Craig Mundie 記者による11-18記事「War and Peace in the Age of Artificial Intelligence」。
もしAIが、戦略や、政策までも考えるようになったら、世界はどうなるんだ?
1452年、1人のハンガリーの大砲技師が、東ローマ帝国の皇帝コンスタンティノス11世に、「テオドシウスの市壁」の内側から発射して、首都を遠巻きにしている敵軍を攻撃できる要塞砲をプレゼンした。
しかし皇帝はその技術の意味がわからず、提案を斥けた。
そこで大砲技師は、牛60頭+人間400人が引きずれば機動もできる攻城砲とする改良を施し、こんどはオスマン帝国のスルタン、メフムド2世に発明品を売り込んだ。スルタンは若かったので、その提案を買った。
トルコ軍がコンスタンティノポリスを包囲して55日で城壁は崩れた。
これと同じドラマを、人類は、さいげんなく繰り返している。
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Jesse Singal 記者による2024-11-18記事「How Scientific American’s Departing Editor Helped Degrade Science」。
『サイエンティフィック・アメリカン』誌のラウラ・ヘルムートが、編集長を辞任した。4年半、そのポストにいた。インディアナ州出身。
バードウォッチングをするんだとか言っているが、辞職の理由は、トランプ当選後の彼女の政治的投稿にあることは、衆目が一致する。
トランプに投票した者は皆ファシストなんだそうだ。
彼女の編集長時代に、この雑誌は非科学的になっていた。「進化論の否定は白人至上主義の一形態だ」などという政治的なタイトルの記事が載るようになった。
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Rich Lowry 記者による2024-11-15記事「There’s a reason progressives don’t have their own Joe Rogan」。
ジョー・ローガンは、スポティファイにて1450万人の登録フォロアー者数を誇る、政治番組のパーソナリティ。
トランプにいわせると、既存メディアには、若い男性の有権者(bros)に訴求する力がない。それができるのは、こうしたインターネット番組だという。
選挙期間中、ローガンがトランプと対談した特番は、ユーチューブで5000万回の視聴を稼いだ。
NYTも、バーニー・サンダースも、反トランプ陣営がジョー・ローガンの番組のようなネットコンテンツをプロデュースし得ないことは大変にまずい、と今の情勢を分析している。
ハリス陣営は、10億ドルもの宣伝資金がありながら、たった1人の、ほどほどに人気のある「bro」向けの政治ポッドキャスターをも、得られなかった。
ローガンはもともとサンダースの応援者だったが、だんだんに考えが変わって、トランプ支持者になった。
ローガンはカマラも番組に呼んだが、来なかった。
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ストラテジーペイジの2024-11-19記事。
ウクライナのSSU=公安サービス は、ヘルソン州にて、ロシアのエージェント工作員を3名、捕縛した。この者らは、互いには存在を知らず、ただ、モスクワからの直接の指図に従っていた。
しばしば、その職業は、タクシー運転手である。
たとえばHIMARSの陣地は秘匿されている。タクシードライバーならば、それを偶然に見つけるチャンスがある。
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The Maritime Executive の2024-11-18記事「After Ukrainian Drone Attacks, Three Russian Refineries Set to Close」。
ウクライナからのドローン空襲を受けた、3箇所のロシアの精油所が、閉鎖されることになった。
Krasnodar にある「Ilsky」精油所と、ロストフにある「Novoshakhtinsky」精油所。これらは小規模。
黒海の海岸に位置する「Tuapse」精油所は、国営ロスネフトの所有で、大きい。
Tuapse は、1月、5月、7月に三度も空襲された。24万バレルを連日精製できる能力があった。
同製油所からは、トルコおよび極東へ、石油製品が積み出されていた。したがって、閉鎖されてもロシアの国内市場は動揺しない。