ある鹿撃ち猟師(兼業。道具は散弾銃)の人にたずねたところ、猟用ライフル銃を「吊れ銃」して歩いている猟師さんが斜面で足を滑らせて尻もちをつくと、銃の台尻が地面に激突し、その拍子に、撃針が前進してしまって、それで薬室内の1発が暴発することがある、という話だった。厚沢部の事故はそれではないかという。
また、これはもっと確実な伝聞だが、自動車の助手席に立てかけていた猟銃の撃針が、自動車がバウンドした加速度で前進してしまい、暴発した事例があるという。
どうも、トリガーがロックされるだけで、撃針はロックされない構造らしいのだ。しかし、これは本当か? そんな前時代的なメカニズムの猟銃の、製造や流通が許されているのか? まして、ライフル銃だぞ? 俄かには信じられなかった。
狩猟者が使う車両は、ジムニーのスペアタイヤを外し、車体の後背面の低いところに、スチール製の「畳める棚」をしつらえたものが、最善だという話だった。そこに、斃したゲームを載せて、処理ショップまで運ぶわけである。
軽トラは、ロードクリアランスが悪く、車体の腹を岩石で擦ると重大な損傷にすぐにつながってしまうので、狩猟者用には最善ではない。それを無理に改造して車高を上げれば、こんどは横転しやすくなってしまうという。ちなみにエゾシカを4体、軽トラの荷台に積み上げると、いろいろと、おそろしいことになるという。
猟師が使う、斃した獲物を車両まで運ぶためのプラスチック製「橇」に60㎏の錘を載せて地面をひきずってみて、私は理解した。ハンターを増やしたければ、専用の小型のオフロード車両を、軽トラと同じようにイージーに市場で買って使える、法的環境整備が必要だ。しかもその車両には、「ミニクレーン」が最初から備わっていないとダメだろう。
それにしても銅ムク弾の20番のショットシェル実包(鹿猟で首もしくは頭部をスコープで狙撃する)が1発1400円もするとは驚いた。銃は散弾銃だから、距離50m強で、ただし、高倍率のスコープやドットサイトを覗いて狙い撃つのだが、それでも外れることがあって、外れるとがっかりするという。
胴体は撃たない。肉の商品価値が下がってしまうからだ。首から上に当てて綺麗に仕留めたものは、1体7000円くらいでひきとってもらえるという。羆は5万円という話だった。
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ELLEN KNICKMEYER 記者による2024-11-30記事「What to know about sudden rebel gains in Syria’s 13-year war and why it matters」。
アサドはシリアの国土の7割を支配している。
2016年に反アサド軍がアレッポを占りそうになり、ロシア軍機が空爆して撃退した。
それいらい、久々に、反アサド軍がアレッポに突入。
シリアからはこれまで680万人もが国外逃亡し、おかげで全欧に反イスラム気分が漲ったのである。
今、米軍は900人がシリアの北部に駐留していて、ISの監視を続けている。
トルコ軍もシリア領内に軍隊を前進展開させている。
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Howard Altman 記者による2024-12-1記事「Aleppo Has Fallen, Assad’s Forces Regrouping As Rebels Blitz South」。
反アサド軍は木曜日に突如、攻勢を発起し、土曜日にはシリア第二の都市アレッポの大部分を占領している。
こんかいの攻勢を領導しているのはHTS=ハイヤット・ターリル・アルシャムという集団で、米政府はこれをテロ組織と認定している。
背景には、アサド軍の後ろ盾が手薄になった事情がある。ロシア軍はウクライナ戦線に引き抜かれている。ヒズボラは、レバノンでイスラエルに対処しなくてはならない。HTSはその苦境を衝いてきたのだ。
HTSの前名は、「アルヌスラ戦線」という。それはアルカイダの系列であった。つまりはスンニ派。
2015年いらい、ラタキア市近郊のフメイミム空軍基地には露軍のジェット攻撃機と戦闘ヘリが常駐して、アサド軍を支援している。
2012にアレッポは反アサド軍が占領している。2016年にアサド軍は同市を1ヵ月攻囲し、ロシア軍機が無差別爆撃で市を瓦礫の山に変えた。
プー之介はこんかいの事態を重く視、在シリアのロシア軍を任せていたセルゲイ・キセル将軍を馘にした。
2011年いらい、シリア国内には1400万人の難民が発生し、その半分は国外へ出たと見積もられている。
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Ellie Cook 記者による2024-12-1記事「Number of Ukrainian Soldiers Accused of Abandoning Positions Soars」。
2024-1から2024-10までの10ヵ月間で、ウクライナ軍の将兵6万人が、持ち場から逃亡した嫌疑で軍法会議にかけられている。これは『フィナンシャル・タイムズ』がすっぱぬいた。
24年の逃亡者の数は、22年と23年を合計した数字の2倍だという。つまり、今年に入ってから宇軍兵士の士気は急に下がっている。
2022-2いらい、脱走や逃亡の容疑で軍法会議にかけられているウクライナ兵は10万人以上だ。
2024-10に「Vuhledar」という、要塞化されていた町が陥落したのだが、その原因は、ウクライナ兵が持ち場を捨てて逃亡したからだったという。