北鮮兵がクラスター子弾の洗礼を喰らっているビデオがSNSに出ている。

 小型のクォッド自爆ドローンに狙われている動画も出ているのだが、これを見て、私は悟った。
 広い雪原で、自分が自爆コプターに狙われていると察したならば、そこを動かずに、落ち着いて立射姿勢でドローンに対するセミオート狙撃を試みる。これは撃墜するためではなく、相手(リモコンオペレーター)を増長させて「等速直線飛行」を誘うためである。そしてドローンが数十mまで緩降下で迫ってきたところで、そのドローンが来る方向に向かって、いきなり全力疾走(残弾あらば、フルオート射撃しつつ)。機体が頭上を過ぎ越して背後の地面に墜落する頃合いを計って、「その場に伏せ」。
 これが、今のところは、回避のための最善運動だろう。(しかしあと数か月もすると、自爆ドローンは「着発」ではなく「エアバースト」の洗練された信管を備えるようになるだろう。)

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 Malte Humpert 記者による2024-12-16記事「Russia Now Primary Suspect in ‘YiPeng 3’Baltic Sea Cable Incident」。
  海底ケーブル「C-Lion 1」および「BCS East-West インターリンク」を意図的に碇で引きちぎった容疑船『YiPeng 3』はデンマークのKattegat 海峡(国際海峡なので公海扱い)に投錨したままである。逃げられない状態。

 スウェーデンのパトロール艇に交替して今度はドイツとデンマークのパトロール艇が、この中共のバルク貨物船を取り囲んでいる。
 ドイツのコーストガード船『ノイエシュタット』も現着した。

 『WSJ』の特だねによれば、この中共船の船長は、ロシアの工作機関に操られて、今回の破壊工作を実行した。
 昨年に同様の事件を起こした『ニューニューシロクマ』号と同じパターンだ。

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 ストラテジーペイジの2024-12-16記事。
   中共は「COSCO」を使って世界中の港湾ビジネスに進出している。米国は近年、対テロ捜査の過程で、これら「COSCO」は中共のスパイ機関によって隠れ蓑に使われていることを認識した。

 とくに後進国の港湾では「COSCO」は現地役人を賄賂ですっかり篭絡し、違法な物資だろうが工作員だろうが、随意に出入りさせ放題のチャンネルを構築している。

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 Eric Tegler 記者による2024-12-13記事「Counter-Drone Systems For Yachts Are Growing In Popularity」。
  米国の大金持ちたちが所有している豪華ヨット。
 このヨットの上空に何者かがドローンを飛ばし、船の上で何をやっているのか、ビデオでパパラッチしようとするので、ヨットのオーナーたちは迷惑に感じ、このさい私費を投じて「対ドローン電子兵器」を調達して、自家用ヨットに搭載して自衛を図るという動きが流行している。

 軍隊に先行して、民間人が、対スウォーム防禦兵器の発達に貢献しているわけだ。

 ※さいきんNJ州で大騒ぎとなっている夜間のドローン乱舞だが、これはFAAが去年あたりに規制を改訂(緩和)して、私人が夜間にドローンを飛ばしても可いということにしたので、その当然の結果であるらしい。サーマルカメラを搭載している高額ドローンで夜の郊外を撮影できるとしたら、それは面白いだろうからね。しかしそれならば、その夜間空撮動画がSNSにもう出回っていそうなものだが……? あと、雑報によると、早くもこの夜間に飛来するドローンを撃墜してやろうと、郊外の住宅地の電線越しにライフル銃をセミオート連射しているオッサンの動画が登場した。さすがにこれは危険行為だろう。

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 Joseph Trevithick 記者による2024-12-17記事「China Launches Hypersonic Test Planes From Drones, Balloons」。
   中共は、高高度を高速で飛翔する無人機の実験のために、高高度まで昇騰する気球を使っている。「MD-22」という無人機を、まず気球で高空まで持ち上げて、吊り紐を切り離し、そこからエンジンに点火するのだ。

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 「mil.in.ua」の2024-12-16記事「Ukrainian Peklo drone-missiles will be cheaper than Liutyi drones」。
  ウクライナが量産を始動させている、ミニ・ターボジェット・エンジンを背中に載せた特攻無人機「ペクロ」。
 その詳報が、地元経済新聞に出た。

 とにかく安いんだそうである。
 いま、ウクライナ軍が長距離攻撃に使っている特攻ドローンの「Liutyi」は1機20万ドルしているが、それよりも安いという。

 「ペクロ」の要求仕様は、レンジは1000kmに届かなくて可く、弾頭重量もそんなに大きくなくても可い、というもの。
 メーカーは、そのスケッチを2023-8月に提出し、そこから開発がスタートした。
 開発費用は「several million ドル」だった由。

 巡航速度は 700 km/h になり、航続距離は 700kmに仕上がった。このスピードは、プロペラ機とは比較にならず、速い。

 弾頭重量は非公開。だが、「Palianytsia」という特攻ドローンの弾頭重量が100kgであるのに対し、それよりもずっと少ない、という。
 ちなみに、シャヘド級の自爆機の弾頭重量は30~50kgなので、おそらくそれに近いのだろう。

 本ミサイルは、過去3ヵ月ですでに100発、量産ができたという。ペースはこれからもっと巻き上げて増産する。資材の7割は、ウクライナ国内で調達できる。