80年前の「バルジの戦い」に独軍が持ち出した戦車は1000両だった。師団はおよそ30個。

 Patty Nieberg 記者による2024-12-19記事「Congress demands answers on low testosterone issues among special operators」。
    米軍の特殊部隊員だった者が引退すると「オペレーター症候群」が現れる。その原因のひとつは、体内のテストステロン値が異常に低くなってしまうことであるらしい。

 現役中、あまりに長く連続して、ストレスにさらされてきたことの、反動で、そうなるようだ。

 睡眠障害。感情鈍麻。三十代でも、九十代でも

 ※生命が20億年かけて獲得しているホメオスタシスは手強い。ヤク漬けになった身体を、元に戻そうとしているわけだね。アフガニスタンとイラクで泥沼作戦していた頃、米軍将兵は、合法ながら覚醒剤もどきの景気づけ錠剤や、筋力増強用のステロイド薬を、日常的に濫用していた。それを米軍は、放置していた。とうとうそのツケを支払う節季がめぐってきたのだ。しかし近年の米国世情をながめていると、異常なのは元兵隊だけじゃない。民間人の「事業家」も、平素より変なクスリでほぼラリッている御仁ばかりではないかと勘ぐりたくなる。ナチュラルでない方法で筋肉を付けた者は、健常な社会にとり、それだけで要監視の準禁治産者ではないのか?

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 Matthew P. Arsenault 記者による2024-12-19記事「China’s Mosaic Warfare」。
   中共の大方針は、あらゆるドメインで「システム破壊戦争」にもっていくことだ。

 米軍は、下位ユニットにイニシアチブを発揮させ、決心と遂行のテムポで敵を凌駕せしめ、その多数のユニットを有機的に協働せしめる。※記者はこれを「モザイク戦争」と名づける。古くからある「イニシアチブ(独断専行)」の概念に、ことさら新奇な造語を当てようとする。それは駆け出しの「あるある」。

 その有機的協働を麻痺せしめんと謀るのが「システム破壊戦争」也。

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 ストラテジーペイジの2024-12-19記事。
   露軍はウクライナの前線に、中共製の4×4軽装甲車である「タイガー/ZFB-05」を持ち出してきた。これはチェチェン軍が前から用いている装備。設計はイタリアで、そのライセンスを中共メーカーが買っている。
 天井ハッチを開けると、機関銃を操作できるが、射手の上半身は敵火に暴露する。
 車重は4.6トン。荷物は1.1トンまでOK。乗員2名+お客9名を載せられる。非常時にはさらに6人が追加でそこに相乗りし得る。
 航続距離は800kmという。

 中共軍が2007年から広く用いている「BJ2022」というクルマ。これはクライスラーの技術を導入していて、原型は「ジープ・チェロキー」である。
 シャシには長短2タイプがあり、ロング・シャシ型は、昔の米軍の「3/4 トン」トラックのような使われ方をしている。
 短いシャシの型は、4席しかなく、荷物は500㎏まで。長いシャシは8席、750㎏まで。

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 ストラテジーペイジの2024-12-19記事。
   南西諸島で活躍するはずの、輸送用の支援船艇。
 米海軍は「LCU」=Landing Craft Utility と「LSM」=Landing Ship Medium を持っている。速力は21km/時と、ほどほどである。

 米陸軍は、36隻の「MSV-L」=市maneuver support vessel-light を持っている。これは1960年代に設計された。全長36m、喫水線は1.2m。速力37km/時。

 米海軍は73隻の「SSC」= Shore Connector 艇も有している。
 エンジンはオスプレイのと同じガスタービン×4基で、船体は複合素材なので軽く、おかげで65km/時で航走できる。荷物は73トン積める。負傷兵なら担架×108人分を運べる。

 LCACの寿命が20年しかないのに比べて、SSCは30年使えるのが良い。

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 「mil.in.ua」の2024-12-19記事「First Fully Ukrainian FPV Drone Assembled in Ukraine」。
   Oleksiy Babenko が創業したメーカー「Vyriy Drone」社が、ウクライナの国内だけで部品のサプライが間に合う純国産のFPV特攻ドローン(クォッドコプター、10インチ型)を完成した。

 フレームだけでなく、モーターも、プロペラも、カメラも、無線送受器材も、さらにはアビオニクスの心臓部である「フライトコントローラ」基盤と「スピードコントラーラ」基盤も国内産だ。

 FCの商品名は「VYRIY F405V2」という。
 2023年から開発してきた。

 ※ウクライナ人が1年でできていることを日本の国内企業がやってくれないのは悲しいじゃないか。双葉電子さんはこういうのを座視しているのか?

 会社が苦労したのは、モーター、映像トランスミッター、そしてサーマルカメラ。これらは従来、ウクライナ国内では製造されていなかったという。

 しかし国内のサプライヤーががんばってくれた。モーターは「Motor-G」社、ビデオ信号通信装置は「December1」社、サーマルイメージカメラの「Kurbas-256」は、「Odd Systems」社がこしらえた。

 ただ、ネオジウム磁石、カメラのレンズ群構成(光列マトリックス)、基盤に載せるマイクロチップは、中共製を市場で買い集める必要がまだあるという。とくに磁石は他に供給源が無いという。

 現状、純国産ドローン1機の製造コストは500米ドル。しかし、マスプロにより、これからもっと安くするつもり。

 ※ネオジウムに最初に着目したのは「手品師」業界であったように記憶する。70年代頃から?