私も昔の本に書いたが、一般市民や負傷兵を装ったロボットが敵兵を欺いて殺傷せんとする偽計が、とうぜんにこれからは予想されるのである。
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Christopher McFadden 記者による2025-1-14記事「China tests microwave weapon with nuclear bomb-like power to kill satellites」。
大出力のマイクロ波=HPМ を発生させる超小型の非核兵器を、宇宙軌道で作動させて、米側の衛星を狙い撃ちに機能停止させようという研究を、中共は進めている。
開発はまだ、陸上の研究所の内部にとどまっているが、調子は上々だという。
最新のHPM兵器は、フェイズドアレイの原理で、鋭い指向性を付与せんとする。
同時に8つのターゲットを、指向性のエネルギー(1ギガワットのマイクロ波)で狙撃できる。
実験ではすでに、家庭用の台座型扇風機くらいの大きさのデバイスにより、8万ボルトのHPMの方向を制御することに成功した。波長はKuバンド。
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David P. Goldman 記者による2025-1-14記事「China continues to shift exports to Global South」。
中共は、後進国(グローバルサウス)相手の、インフラ工事の輸出で、やたら稼いでいる構造が、統計によって浮き彫りに。2024の1年間の数値を2023と比較して、分かった。
中共から米国への輸出は、総輸出額の15%を占める。2018年にはこの割合は20%で、それがピークであった。
2023から2024にかけていちばん、中共からの輸出額が増えた相手は、インドネシア。これも、鉄道や電信電話網のインフラ工事を、インドネシア政府から請け負ったことが、貢献している。
具体的には、ジャカルタ~バンドンの高速鉄道。5Gの通信網。コンテナ港。ロボット化された倉庫、など。
先進国の中では、日本と豪州が、2024の中共からの輸入量を、2023よりも減らした。
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「mil.in.ua」の2025-1-15記事「30th Brigade’s shotgun drone destroyed over 20 Russian UAVs」。
ショットガン搭載のウクライナ軍の「ドローン駆逐ドローン」が、ちかごろ、ロシアが放ったクォッドコプターを数十機も撃墜している証拠のビデオが出た。すべて後上方からアプローチしている。また、このショットガンを、地表の敵兵に向けて発砲することもあるのだと分かった。
※敵のドローンは墜落するときにしばしば白煙を出す。リチウム電池に散弾の粒が貫入しているのだろう。それらは地面に落ちた瞬間、発火する。まさにWWIの再現だ。
ショットガン装備の空対空ドローンの活躍が初めて報道されたのは、2024-12-30である。ハルキウ戦線。
※この記事の書き方からして、どうもショットガンはセミオートではなくて「単発」のようだ。発砲は必ず至近距離からするとある。動画には、バレルが左右に2本見えるので、シングルショットのバレルを2本、前向きに固定して、あたかも、「水平二連」のようにオペレートするのかもしれない。また、このショットガン搭載ドローンは、高空へは上昇できず、また、高速飛行する敵のドローンには追いつけないらしい。低空&低速のスペシャリストだ。
ロシア側も新兵器を開発している。錘のついた網をドローンが発射し、散開させることにより、敵のドローンを落とそうというもの。提案メーカーは「Techkrym」。有効射程は30m以下だろう。
※歩兵側の護身装備としては、とりあえず、「ドットサイト+強烈パルスレーザー」を組み合わせた、拳銃サイズの小道具があるといい。FPVドローンである以上、そのビデオCCDは光学的に妨害を受ける筈なので。ドットサイトなら迅速且つ精密に、動的に対しての照準が定まる。この発光を赤外線に切り替えれば、モールス光学信号で味方同士が連絡できるようにもなる筈だ。これを挺進兵が所持していれば、敵中にあっても、傍受される心配がない。さらに、そのデバイスは、レーザーを「アイセイフ」の品質に限定し、ポケットピストル位に小型化してやれば、熊避けの一助として、一般の登山者・渓流釣り人向けに、市販もできるはず。スプレー缶を持ち歩くよりは、邪魔にならず、とっさに使い易い。農家もそれを用いて害鳥を追い払えるだろう。
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Povilas M.記者による2025-1-15記事「Russia Gave Eyes to its Geran-2 Loitering Munition」。
「ゲラン2」の残骸調査で、52㎏のサーモバリック弾頭を搭載している型があることが判明している。
ウクライナ側のEWは巧妙になっており、「ゲラン2」が計画コースを外れて、露領に向かって飛行したり、ベラルーシ領へ向かったりするケースが散見される。
露側はこのEWに対抗するための電子器材を追加せねばならなくなり、そのおかげで、「ゲラン2」の内製コストは、いまや8万ドルに増加してしまったという。
「ゲラン2」には、偵察用カメラとビデオ信号トランスミッターを搭載した型も混じるようになった。その目的は、ウクライナ領内にあるSAMアセットの位置を、つきとめることにあるらしい。
位置が分かれば、そこを避けて巡航ミサイルを飛翔させることができる。