存在必要理由をアピールしとかないと、すぐにトランプによって廃止されてしまうからね。
次。
David Roza 記者による2025-1-31記事「Not 10 Feet Tall: Experts Say China’s Military Faces Major Issues」。
RAND Corporation の最新(1-30)の中共報告。
中共軍は、中共内の最優秀の大学生を惹き付けることができていない。
中共軍の目的は戦争に勝つことではなく、党の支配を永続させることである。必然的に、有能な人間ではなく、忠誠度の高い人間が組織内で地位を得る。
軍は党の命令に従わなくてはならない。これを制度上で担保しているのが、政治将校。
2030年において、中共の総人口は、米国の総人口の3.95倍、あるであろう。
中共の若年者は識字率が高く、肥満していない。総動員した場合、米国の若年者より、使える。
中共軍配属の政治将校には軍事的な専門知識が無く、肥満した者が多い。
興味深い事実。いかにして米軍と戦って勝つかという研究を、中共軍内でしている形跡がない。
また、いかにして台湾を占領し、統治するかという研究も、している形跡がない。
中共党上層の問題意識は、統治機構内の腐敗、国内の失業率、犯罪、体制転覆の危機にフォーカスされている。台湾侵攻など、二の次、三の次なのだ。
次。
Kaif Shaikh 記者による2025-1-31記事「Beijing’s monstrous ‘six story’ radar detects threats from thousands of miles」。
熊プーは中共軍に対する旧正月のメッセージを、弾道弾早期探知レーダーの建物の前で収録させた。
このレーダーは6階建てのビルに相当する大きさである。
八角形面の中にレーダー素子のアレイが敷き詰められている。
「紅旗19」SAMは、米国のTHAADもどき。これと組み合わせて、飛来する弾道弾を迎撃する。2024珠海エアショーのパネルによれば、高度200kmまで達するという。
また中共は、深度1000mまで探知できる、世界初の「大陸棚レーダー」を開発中だとフカしている。
中共は公開していないが、2024にペンタゴンは、中共にはすでに複数の「PAVE PAWS」相当の早期警戒レーダー施設があると見ている。
次。
Phil Stewart and Idrees Ali 記者による2025-2-1記事「Crashed US Army Black Hawk unit was responsible for doomsday readiness」。
衝突事故を起こしたブラックホークの所属部隊は、2001.9.11後に創設された輸送部隊で、大規模テロなどの国家緊急事態発生時に、政府の要人を移動させる役目が与えられていた。
今回はその訓練ルートに従って飛んでいた。しかし高度は、高すぎた。
陸軍の第12飛行大隊。基地は「フォート・ベルヴォア」。ヴァジニア州。
次。
「mil.in.ua」の2025-2-1記事「Russia Develops 7.62 mm Cartridge to Combat Drones」。
露軍のアサルトライフルの薬室に直接、手で1発挿入して発射すると、ドローンに向かって散弾が飛んで行くという新弾薬。「7.62mm×39」実包(曳光弾)の改造で、弾頭部は3Dプリンターでこしらえたという。
零細な個人発明家からの提案のようだ。
半透明の樹脂製の弾殻の中に小さな鉛粒が多数、封入されている。
粒の径は4mm。シカ弾だという。弾丸の自作にはヘアドライヤーを使うという。
ただしこの弾薬を使うときは、小銃のマズルブレーキは外さないといけない。
弾薬の写真だけがあり、実際に標的を狙って発射しているビデオは無い。ただの宣伝だろう。
※しかしこれを見て思ったのだが、テグスで連結された3粒くらいの鉛玉をスリングショットで発射したら、敵ドローンは10m内に近寄れないだろう。それで歩兵は助かるのではないか? ポケットに収納できるスリングショットはすでに商品として存在する。……以上、節分の豆撒きに関連させてみました。