豪州の北東部州に、過去60年で最大の水害が発生中。

 ワニだ、ワニを呼べ!

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 Robert Harvey and Georgina McCartney 記者による2025-2-2記事「Trump’s Oil Tariffs A Boost For European And Asian Refiners」。
  火曜日からかかるトランプ関税は、メキシコからのエネルギー商品については25%フルにかかるが、カナダからのエネルギー商品については10%に抑えられるという。これはホワイトハウスの高官がそう言っている。

 メキシコおよびカナダから原油を輸入して米国内で精製していた業者が、苦しいことになるだろう。儲けは減り、結果として、精油量を減らすであろう。

 これまで、米国の精油業者は、軽油を輸出していた。精油の成分のうち、ガソリンは米国内で完全消費されるが、軽油は余るからである。

 この、米国から輸出される軽油が減るはずである。すると欧州の精油業者には、儲けるチャンスが生ずる。

 米国の北東部州は、カナダ原油が高くなるため、ガソリンを、欧州やアジアの精油業者から買おうとするであろう。

 メキシコとカナダは、米国に代わる原油の売り先を探さねばならない。ディスカウントによって、買い手を探すしかないだろう。その恩恵を受けるのは、アジアの精油業者だろう。

 昨年5月、カナダでは、TMX=山地横断パイプライン延長工事 ができたので、今や、1日に59万バレルの原油を、太平洋岸の輸出港へあつめられる。
 現況、中共はベネズエラおよびサウジから大量の原油を買っているが、カナダがダンピングするなら、それを買わない手はない。

 ミッドウェスト諸州は、関税で値上がりしても、やはりカナダから原油を買い続けるしかないだろう。そのコストは消費者が負担するしかない。だいたい、ガソリン1ガロンあたり20セントから25セント、割り増しになるはず。

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 ロイターの2025-1-31記事「Japan Considers Backing 800-Mile Alaska LNG Pipeline to Strengthen U.S. Ties」。
  石破茂はトランプへの手土産として、アラスカの天然ガス・パイプラインに440億ドル出資するつもりである。

 このパイプラインは、計画では、800マイルになる。
 アラスカ北部にあるガス田と、アラスカ南部の輸出港を、このパイプラインで結ぶ。

 現況、日米貿易は日本側が560億ドルの黒字。これを減らさないとトランプは怒り、日本からの輸入に高関税をかけるだろう。

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 Kylie Bielby 記者による2025-2-1記事「Man pleads guilty to operating drone that crashed into Palisades firefighting aircraft」。
   消火活動中の双発飛行艇のスーパー・スクーパーにドローンを直撃させた阿呆が裁判で自ら罪を認めた。連邦司法省が1-31に公表した。
 下手人は56歳のオッサンだった。

 これであとは裁判官が量刑を言い渡すだけとなる。最高で1年の懲役だ。

 被告は、飛行艇を所有するケベック州に対して、修理代を全額弁償すると言っている。その金額はすくなくも6万5169ドル。

 また被告は、南加州の山火事復興の手伝い労役を150時間、無償でしなければならない。

 被告は1月9日、サンタモニカのサードストリートプロムナードの屋上に自家用車を停め、そこからドローンを飛ばしてパシフィックパリセーズの上空に侵入させた。

 水平距離にして2500m以上飛行させ、最後は自機を目視できなくなった。
 その結果、スーパー・スクーパーと衝突。この飛行艇には2名が乗っていた。
 飛行艇の左翼前縁には3×6インチの穴が開いた。

 当時、ロサンゼルス郡には、FAAが臨時飛行制限空域を設けていた。山火事消火活動中なので。