Victoria Herczegh and Andrew Davidson 記者による2025-2-3記事「A General Overview of the Chinese Military」。
中共はその輸出の6割を海路運送に依存している。これは米軍により簡単に遮断される。
中共軍は多数の「新装備」を抱えている。が、そのひとつとしてコンバットプルーヴンではない。戦場実験がフィードバックされていない。
中共軍は毎年40万人の志願入隊を必要としている。
中共兵の35%は貧困農村出身者で、2年間徴兵である。
経済成長が鈍化したにもかかわらず、依然として、有能な兵隊が軍隊に残って下士官となることがない。中共軍の下士官は無能揃いで、まったく将校には頭が上がらない。
高級将官は、兵器・需品調達で不正を働く。低品質のモノを高額で調達し、差額を懐に入れる。
米軍と戦争する態勢にはまったくなっておらず、米支戦争など、まず起こりそうにないというのが、実態である。
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MATTHEW LEE 記者による2025-2-4記事「Rubio says El Salvador’s offer to jail violent American criminals faces ‘legalities’」。
エルサルバドルの Nayib Bukele 大統領がルビオと会談。米国から強制送還される不法移民の国籍が何だろうと受け入れますよと返答。
また、それに加えて、米国籍を持っているレッキとした米国市民で、げんざい米国の刑務所に入っている最凶の受刑者だって、受け入れますよと。ただし、有料で。
刑務所のアウトソーシングだ。料金は発生するが、それは米国内で今、納税者が負担している額よりも少なくなる。そしてエルサルバドルにとっては、悪くない儲けとなる。
ルビオいわく。このような申し出をしてきた他国は、過去、例がないと。
じつは2022-3にエルサルバドルのストリートギャングが暴徒化して無差別殺人を始めたのでブケレは大反撃。これら粗暴犯が弁護士に接見する権利を剥奪し、デュー・プロセスをすっとばして8万3000人も収獄しているのだ。
2023には4万人を収容できる新監獄を建設。囚人のメシは1日2食に減らした。
これら囚人には面会が禁じられる。また社会復帰のための教育も一切、なされない。
その結果、なんと2024年には、エルサルバドル全体で、114件の殺人事件しか起きなくなった。ちなみに総人口は600万人。
そしてブケレ大統領の同国内での人気は急上昇。
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ストラテジーペイジの2025-2-4記事。
ウクライナ軍によるクルスク攻勢の発起は2024-8-2のことだった。
タジタジとなったロシア軍は北鮮兵をカネで雇うしかなくなった。
国境管理はFSBの仕事なのだが、さいきんは、他の政府系情報機関の内部の「反プーチン」を嗅ぎ回る仕事に集中しており、クルスク国境はガラ開きだった。そこを衝かれた。
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Boyko Nikolov 記者による2025-2-4記事「China digs underground bunkers near Beijing for protection」。
北京から25~30km離れた場所に、史上最大規模の大深度地下司令部要塞が建設工事中である。
面積にして、1500エーカー=405ヘクタール。ざっと、ペンタゴンの10倍の広さだ。
とうぜんながら、核攻撃に耐える。
秘密の「地下鉄網」までめぐらされるようだ。
クレーンだけで100基以上、動いている。飯場の延長は4km。
この工事については1月末に写真がSNSに投稿されている。
中共はインド国境の近くにも2015年から地下要塞を建設していたが、2024-12からその拡張工事を始めている。
※これはケインズ政策ではないか? 都市開発バブルが弾けて景気がたいへんな局面を迎えているので、地下要塞工事で失業を救済できると考えているのではないか。また、中共本土で反政府の大暴動が起きたとき、地上の建物はドローン攻撃を持ちこたえられないが、地下都市ならば、無期限の抵抗が可能になるかもしれない。
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The Maritime Executive の2025-2-4記事「 Trump Plans to Restore “Maximum Pressure” Sanctions on Iranian Oil」。
トランプはまもなく財務省に対して覚書を送り、イランのエネルギー輸出に対する最大限の圧迫をかけさせる。
イランのダーク・フリート(隠密商船隊)は、約150隻の原油タンカーを動かしている。その積み荷を中共が、東南アジアの各所にて、別なタンカーに移して、買いつけている。
2024-11にはこのようにしてイランは、連日、180万バレルを売り捌いていた。
イランは昨年は500億ドルを原油の密輸出で稼いだ。
石油とガスによる収入が、イランの国家歳入の25%を占めていると見られる。