Ali Rizk 記者による2025-2-7記事「How Turkey Is Pulling the Strings in Syria」。
このたび、バシャール・アルアサドを追放し、シリア情勢を大転換させたのは、トルコである。
すでにトルコ情報部はダマスカス市内に事務所を解説した。場所は「フォー・シーズン・ホテル」の4階。
シリアの暫定大統領にはアフメド・アルシャラアが就いている。アルシャラアは「アラブの春」=シリア内戦勃発の直後に、HTS(すでに役目がおわり、解散)の骨幹組織である「アルヌスラ戦線」を立ち上げたのだが、早い段階から、そのスポンサーはトルコだった。しかし表向きは、アルシャラアはイラクのアルカイダの使い走りだと思わせていた。
トルコ人の証言。トルコは、「タクフィリ」(サラフィともいう、ISもどき集団)の一派をトルコの手先に仕立てて、ダマスカス市内へすでに送り込んだと。指揮命令を出すのはトルコ人高官である。
シリア国内で、クルドが牛耳っているSDFという政治団体。トルコは、これをぶっ潰さなくてはならない。
※アルジャズィーラの常連コメンテイターであるこの記者はトルコが嫌いらしく(つまりアラブ系)、アルシャラアのシリア新体制はISもどきだと、米国人読者に対して印象させたがっている。アルシャラアは現今の中東にあってはずいぶんマトモな結果を穏便に出している人物で、それを2013年頃には選んでいたトルコは、さすがと言わざるを得ない。今年、アルシャラアの最初の外遊先はサウジアラビア、次がトルコだった。いつからかは知らないが、ビンサルマンもHТSのスポンサーについていたのだろう。HТSの本拠地イドリブ県は近年、ダマスカスよりもインフラが整備されていた。それがアラウィ派の虐殺をしないとビデオで示したので、木曽義仲の北陸攻略並みのスピードで、一斉寝返り現象が起きたのである。エルドアンはアサドの放逐により、イランに痛棒を喰らわせた。それが米国の国益でないはずがあるか。
※昨年、イスラエルが、地下司令部のハッサン・ナスララーをバンカー・バスター爆弾で仕留めたときの街頭ビデオの映像がSNSに公開されている。着弾点から数mしか離れていない通行人は命に別条なし。道路舗装貫徹後、1秒以上経ってから、地中で爆発が起きたように見える。バンカー・バスターの実戦使用景況がこれほど近い距離で撮影された例は、過去にはないだろう。
次。
RCP の2025-2-6ポッドキャスト「Trump and Title IX, DOGE Targets Politico Pro, Could Tariffs Replace Income Tax?」。
CBSが、昨年の、編集する前のビデオ――60ミニッツのカマラ・ハリス・インタビュー――を公開した。酷ぇもんだった。とくに、なんであんたは大統領になりたいの? という質問への答え。DEIがすっぴんになったイメージ。これがカットされずに表に出ていたら……と、みんなが思った。
マスクのドッジは次に教育省を狙っている。30年近く前、共和党のボブ・ドール候補が教員組合を攻撃したときには、風は吹かなかった。今回は変わりそうだ。
1913年の合衆国憲法の修正第16条(連邦議会に所得税の賦課徴収権を与えた)。
この修正条項を合衆国憲法からとりのぞいてしまう、というのならば話は別だが、これを残しておいて、連邦の歳入を関税にシフトさせようとするなら、それはじきに面白くないことになる。古い税金もすぐ復活できるわけだから。