Mike Schuler 記者による2025-2-24記事「Trump Administration Proposes Massive Port Fees on Chinese-built Vessels」。
米国通商代表=USTR 心得のJuan Millan が、中共で建造された商船が米国の港に入る都度、港湾使用料を毎回150万ドルずつ徴収する、と言い出した。中共の海運会社が雇っている貨物船(建造地は中共以外)からは100万ドル徴収。
中共の造船業は、1999年には世界の商船の5%を建造しただけだったが、2023年には50%以上の市場シェアである。
外航コンテナ船にかぎれば、シェア支配率は95%。
また2024-1において、全世界の商船の19%は中共が所有している。
USTRは、米国の貨物を米国製の商船で輸出することを逐次に法律で強制して行くつもり。7年後には米国から輸出される商品の15%は、米国で建造した貨物船または米国旗を掲げた商船で運ばせるようにする。
※これは現代の航海条例だ。アダム・スミスは自由放任貿易主義者のように言われているが、英政府の航海条例には諸手を挙げて賛成していた。理由は、英国海軍を下から支えている要素は、商船隊と漁船隊が抱える熟練乗組員たちなのだ。その下部条件の優越を、ぜったいに他国(オランダ)に明け渡してはならぬという遠謀からだった。
次。
ストラテジーペイジの2025-2-25記事。
世界には、海上保険/船舶保険を提供する会社が100社くらいある。
この保険をかけるフネは、タンカーとコンテナ船がほとんど。
コンテナ船は通常、24000TEUくらいのサイズ。これは20フィート・コンテナを2万4000個、積めますよという意味。1つの20フィート・コンテナには商品を24トン詰め込んで可い。空虚な20フィート・コンテナは2.2トンである。
24000TEUサイズのコンテナ船は、新造すれば2億ドルくらいする。フネの寿命としては15年くらい。
新造船が就役して数年すれば、その中古コンテナ船の価額は、新造船のたった2~3%に値が下がる。
24000TEUサイズのコンテナ船を1年間、働かせる場合、その運航維持経費は1000万ドル/年くらい。
2021年にコンテナ船『Ever Given』号が18000個のコンテナとともにスエズ運河中でひっかかってしまい、6日間、運河を閉塞してしまった事故があった。エジプト政府はこの事故のおかげで運河通航収入が減ってしまったので、コンテナ船のオーナー(しょうえい・きせん)に9億9300万ドルの補償を求めた。保険会社との交渉で、この要求額は5億5000万ドルに引き下げられれた。最終的には、さらにその半額以下が、支払われたようだ。そのさい「しょうえい・きせん」はスエズ運河管理機構に、75トン級のタグボートを1隻プレゼントした。ただし話はぜんぶ終わっておらず、「しょうえい・きせん」は英国内にて、複数の訴訟を起こしている。そのひとつは、『Ever Given』を運航していた台湾の「Evergreen Marine Corp」社を相手取ったものだ。
2020年の統計によると、スエズ運河を1万隻弱のフネが通航している。その1隻が平均して58万6000ドルの通行料金を支払っている。
『Ever Given』クラスの船は当時、スエズを47万ドルの通航料で通過できた。
その前の年はしかし、70万ドルもエジプトにぼったくられていた。それで船会社がみんな、喜望峰廻りを選好するようになったので、慌ててエジプトが値下げしたのである。
次。
AFPの2025-2-24記事「Putin backs Trump’s proposal to halve defence spending」。
月曜日にロシアはトランプによびかけた。米露支の三国の国防費を、半減させよう、と。
公式発表によると2024年にロシアはGDPの8.7%を軍事費用に充てた。
※中共の宣伝用SNSがこんどは「パラワン島は支那領だ」というキャンペーンを開始している。「鄭和島」というふざけた名前も付けているようだ。