中国は、インド軍が保有する「S-400」の弱点を、同盟者パキスタンに教えてやることができる。

 中共は2014年にロシアから「S-400」を買い付けた。パキスタンへは「紅旗-9」を輸出しているが、これは「S-300」をベースにしている。

 ※海兵隊大学校の教授 James Lacey 博士いわく。人工汎用知能AGIは、日本の製造業を再生させ、経済を急速成長に向かわせるので、増税しなくとも防衛費を2倍にできるようになる――のだそうだ。薔薇色学説。

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 Roman Pryhodko 記者による2025-5-7記事「U.S. Loses Second F/A-18 Super Hornet in Red Sea in 10 Days, Third Since Deployment Began」。
  空母『ハリー・S・トルーマン(CVN-75) 』に着艦しようとしたF/A-18 スーパーホーネットが1機、アレスティングされ損ねて、海中に転落した。

 転落機は、母艦CAPに特化した複座型なので、2名乗っていたが、どちらもエジェクトし、「MH-60S Seahawk」ヘリによって拾い上げられた。命に別条は無い。

 『トルーマン』は4-28には、1機の F/A-18E Super Hornet をトーイング車両もろとも舷外転落させている。それに続く事故。

 さらにその前の2024年末には、同じ艦隊の巡洋艦『USS Gettysburg (CG-64)』が、『トルーマン』所属機の「F/A-18F」を誤射して撃墜してしまうという事件もあり。紅海で。

 スパホとは関係ないが、今年『トルーマン』は、ばら積み商船『Besiktas-M』と衝突するという信じられない事故も起こしていて、この件で艦長が馘になっている。

 ※AISをOnにしておくべき混雑海面で、それをしていなかったのが原因のようだが、フーシの対艦弾道弾はAIS情報をもとにして未来位置を予測するわけだから、艦長がそれをOffにさせたとしても同情できるのではないか? 私は、トランプとヘグセスは、『トルーマン』がフーシのミサイルで小破させられることを密かに望んでいるのではないかと疑う。空母予算をバッサリと削減してしまう口実が、彼らは欲しいはずなのだ。今回のアレスティング故障は、紅海への張り付け期間をヘグセスの命令で延長されられた直後に起きている。『トルーマン』乗組員の士気がどこまで維持されるか、今まさに、試されている。

 ※霧の日の海上見張り用にも重宝するであろうが、「なんでコレが無いんだよ?」と常々思わされるのが、観光地の展望台等に据えてあるコイン有料式の双眼鏡。あれに、「本日はあいにくでしたが、前景の雲を透過してその向こう側に見えるはずの景色をモノクロームでお見せできますよ」という特殊フィルター機能が付いているといないとでは、商品価値が段違いだろうに。これはテレビの旅番組でも同様で、たまたまその撮影日が悪天候であったとしても、その雲を透過する赤外線写真をその場でアリバイ撮影し、あとで編集画像に添えてやるくらいの「ひと手間」をかけるのが、サービス精神というものだろう。スマホのカメラもくだらない機能は要らないから、靄を透視/透過撮影できるライブカメラモードをぜひとも追加するべきだ。観光客がそれを携行しているだけで、たとえば知らない雪山で遠くの稜線を視認できないために道を失う、といった危険を、かなり回避できるだろう。