ジェット・ノズルの水圧で植生の根本からカットできる刈払機があってもいいはずだ。そういうのを冬の内地で使えるようにすれば、山火事の心配はなくなるだろう。
なんなら、草刈りをしたついでに「液肥」を散布することもできる。一石二鳥じゃないか。
ジェット水流が到達する終端先には、鉄板製の「防護リフレクター」を、アングルをつけて固定しておくべきことは、言うまでもない。
雨季には、レーザーで植生の茎を焼き切る刈払機が、これまた可能だろう。やはり、光軸が到達する終端先に、防護カバーを設けて、バックストップとすればよい。
もし作業中に蜂が出てきたときはスイッチ操作によってそのレーザー光束を数十条に分割し、熊手のように害虫をハタキ墜とす。
カットした部分を瞬時に「灰」にまで燃やし尽くしてしまう刈払機だって作れるんじゃないか? パーシャルな「焼畑」となって、しかも安全だ。
いずれも、従来の丸ノコ式と違い、石ころに当ててしまったあとの「目立て」の必要がない。また、フレキシブルワイヤやドライブシャフトは不要になるので、ハンドルの操作性は格段に軽便化するはずだ。つまり、老人が連続作業しても疲れず、したがって、転倒の危険も減るはず。
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Defense Express の2025-5-9記事「Advanced 400-km Strike Drone from Switchblade Creators May Already Be in Ukraine」。
米国アエロヴァイロメント社の新型固定翼片道特攻ドローン「Red Dragon」が、すでに戦場に持ち出されている模様。
カタパルト発射の電動型ながらレンジ400kmを誇り、GNSSの使えない電波環境でも道に迷わないとAeroVironment社は宣伝している。ひとつのカタパルトから毎分5機をつるべ撃ちに放出できる。
このメーカーは「スイッチブレード300/600」を納品してきた。しかしそれらは高価であった。ウクライナの最新戦訓は、「安く・大量に」が最優先されねばならないことをハツキリさせた。そのトレンドに、合わせている。
※ペイロードは10kgというからRDXを7㎏は詰め込めるだろう。つまりは空飛ぶ155粍榴弾だ。それを最安値で実現しようという試みのひとつだ。
ちなみに露軍のSAMである「Tor」を片付けるには、まず「Shark」固定翼偵察機で標的を絞り込み、そこに「Switchblade 600」を特攻させる。実績がある。
ウクライナ国産の「Jump 20」は、米国製の「RQ-11 Raven」の模作のようなものだが、やはり偵察機として使われ、FPVドローンを導く。
無線中継機の助けを借りない限り、「レッドドラゴン」は地上局とは65kmまでしかデジタル通信を維持できない。
最高速度160km/時、巡航90km/時である。
※カシミール近くで、100km以上も飛翔したが不発のまま墜落した中共製の「PL-15」AAM――AMRAAMもどき――がインド軍によって拾われている動画がSNSに出ている。回収は5-9になされたと。この解析情報が米軍と共有されることで中共製兵器の実力の程が知れ渡るだろう。印パ国境では、どうやらお互いに空軍機が自国領空内からBVRを放ち合っているばかりで、ドッグファイトは生起していない模様。また5-8に撃墜されたパキ空軍のF-16は、インド軍のS-400が当たったのだとするインド側報道あり。