「ヤーダー」というのは林業用の集材作業重機の一種で、空中索道をインスタントに構成できる。
そのうち「スイングヤーダ」と通称されるものは、装輪式のユンボのアームの途中にウインチの滑車が備わり、そのアームをタワーのようにしてケーブル吊り運搬作業ができる。ちなみにユンボの先端はグラップラーになっている。
100mくらいのワイヤーを、陥没穴の向こう側の電柱の根本――それがなければ大型トラックでもいい――にアンカリングした滑車との間に張り渡す。
その太いワイヤー上に、無線操縦できる「自走搬器」を走らせる。猿の綱渡りのようなもの。
その搬器にも小型ウインチが内臓されているから、必要ならば、救助隊員を陥没穴の中に吊り降ろすこともできる。
穴壁の土砂が次々に崩れているという状況下で、救助隊員の安全を図るには、このようなシステムしかないだろう。
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The Maritime Executive の2025-5-12記事「Coast Guard Boat Crew Shoots Out Engine of Migrant Smuggling Boat」。
米沿岸警備隊は、サンディエゴ湾に入ってきた、ミニキャビン付き18フィートの高速艇のエンジンを精確に銃撃して破壊した。
巡視ボートからの停止命令を無視して逸走せんとしたので。
警告射撃のあと、4発を命中させて、行き脚を止めた。
臨検すると外国人が7人乗っており、こやつらは米国内への密入国志願者であった。
※政権のスタンスが変わると、国境警備隊の士気も変わる。今、米コーストガードの士気は高い。逆の現象が、わが国には見られるように思う。官邸がだらしないため、海保の士気は下がり、新人の募集にも苦労。
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Geopolitical Futures の2025-5-16記事「A Pivotal Moment for the Kurdish Question」。
PKK(Kurdistan Workers’ Party)は、1978年に Abdullah Ocalan によって立ち上げられていらい、トルコ政府に対するテロ・ゲリラ攻撃をずっと続けて来た。
最初はクルド国家の分離と独立を唱えていたが、次第に「自治」「文化的権利」を主張するようになった。ゴールの修正である。
冷戦終了とともにPKKは〔ソ連からの援助が受けられなくなったので〕孤立するようになり、殊に2013年から15年にかけては瓦解に瀕した。
トルコ軍の無人機による幹部爆殺は、効いたようだった。
2025-5、PKKは解散と武闘の終了を宣言した。オカランは2月に解散を呼びかけていた。
今後、どうなるのかは、誰も知らない。
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Roman Pryhodko 記者による2025-5-17記事「China converts artillery shells into gliding bombs」。
重さ50kg上ある十五榴の普通の砲弾にアタッチメントをとりつけることで、GNSS誘導の「滑空爆弾」に変えてしまうという発明を、中共の企業が売り出した。152粍でも155粍でもOK。
当初は、中共空軍のためにこれを開発したという。
高度6000mからリリースすれば、滑空距離は50km以上にもなる。ただし、高速の戦闘機から放った場合。
類似のシステムが複数ある。
中共はさいきん「Skywalker」という、固定翼でレンジ190kmもある「光ファイバー・ケーブル」誘導の無人機を完成した。こういう無人機と、「滑空爆弾」を組み合わせることも可能。