全長たった1mの河用無人艇がウクライナで開発されつつある。

 すくなくも2種類ある。そのボート上で爆装クォッドコプターを待機させ、奇襲的に発進させることができる。

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 Dmytro Shumlianskyi 記者による2025-7-13記事「Rheinmetall Presents Vertical Smoke System to Counter Loitering Munitions」。
  ラインメタル社がまた先駆けた。発射発煙筒を垂直方向に斉射することにより、軍用車両の頭上、25mの高さに、ぶあつい白煙の傘雲を瞬時に構成する。これにより、敵のFPVドローンは、どこにも狙いをつけられなくなる。

 スモーク・グレネードは10発。1発の径は40ミリ。ただし、システムのバリエーションは自在。
 1個のグレネードに140グラムの赤燐が入っている。
 白煙の展張は1.5秒で完成。その煙覆作用は20秒持続する。

 3~5マイクロメーター、および、8~12マイクロメーターの赤外線は遮断される。

 発射装置の基部は再利用可能。

 ※昔の戦艦『伊勢』の後甲板にとりつけられた、敵のダイブボマーをたじろがせるための対空斉射ロケット砲を彷彿とさせるではないか。これは当然、歩兵用やオートバイ用が開発されてよい。また、羆出没地域での新聞配達員は、バネ仕掛けで「赤燐煙火弾」が飛び出す追い払い道具を携行してよいことにしてはどうか。レーザー・スポッターが同軸に備わり、破裂飛散成分にはトウガラシを混ぜるのだ。

 ※オートバイ歩兵部隊には意外な利点があることが、ウクライナ戦争のおかげでだんだんわかってきた。分隊単位でオートバイ歩兵が浸透奇襲機動を仕掛けてきた場合、防禦側の十五榴では、対応ができないのだ。十五榴の位置は彼我接触戦から数十kmも後方にあり、そこから砲弾を発射しようとしても、着弾するまでに1分以上かかってしまう。その頃にはとっくに、オートバイ分隊の未来位置は、砲弾破片の影響半径外の場所へ移ってしまっている。このオートバイ分隊の浸透戦術を止めるには、最前線の秘匿陣地から迫撃砲のような重火器を、比較的に短い射程で撃ちかけるしかない。となると、次に開発しなければならないシステムも見えてきた。同じくオートバイで、60ミリ/81ミリの迫撃砲を機動的に進退させる方法だ。昔の「山砲」駄載馬のように、オートバイの「背中」に埋め込む方法を、まず考えるべし。さらに、普通科は、手押し自転車のフレームを迫撃砲の砲身にできないか、研究すべし。スペードは「二重の円盤」状にし、且つ、それを「プッシュバイク」の前後の車輪にそのまま互換できないものかどうかも、試験するべし。

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 Mike Schuler 記者による2025-7-11記事「HD Hyundai Advances Humanoid Welding Robots for Shipbuilding」。
  韓国のヒュンダイ造船会社が、ドイツの「NEURA Robotics」社と合同で、造船所の熔接技師を代置するロボットを開発することになった。

 契約は6月末になされた。

 ※米国では大手の造船所が、コーストガード用の船艇の納期を2年も超過して、政府契約を返上する事態が起きている。もはや、人間の職人でなくてはフネの熔接はできない、などともったいつけていられる場合では、なくなっているのだ。

 ※ニュージーランドで苦心の末に開発された、斬新なコンセプトの新トロール漁具「FloMo」が英国で試験段階に入った。これは網の代わりにリボンで編まれている。海中で、長大な円筒袋(というか、ホース)形状を保持し、その内部には魚以上の体積の海水が常に流れ続けるので、漁船の甲板に引き揚げる前に網に圧迫されて死んだり弱ってしまう獲物の率は局限されるという。サイズの小さすぎるバイキャッチも確実に、側面のスリットから逃がしてやれる。この技術は「無人漁業」に道を拓くと私は思う。具体的には、小型の無人潜航艇が、この「FloMo」を使い、未利用の深海から、ほどほどの数量の、ソナーで狙い定めた特定の魚種だけを、高い歩留まりで、漁港まで活魚状態で持ち帰れる筈だ。これまでの、産業としての漁業には「無駄」が多かった。無駄を追放することにより、最終的には、誰もが適価で魚食にありつけるようになるだろう。それも、全世界規模でだ。