アウトリガー付きのシーカヤックに「横座り」の姿勢で人が収まり、背筋力を使って艇尾に長く突き出した「櫓」をゆったりと漕げるようにしたなら、最も疲れずに長距離を人力で航海できるのではあるまいか?

 あるいは「アウトリガー」の代わりに艇の両サイドに「浮力付きパドル・ホイール(外輪)」を突き出し、その回転軸を、自転車式のペダル回転トルクにギアを介して結合したならどうだろう? この場合、人は艇軸前方向きに着座するのである。

 自転車ペダルのトルクを船底のスクリュー・プロペラに伝達する方式は既にある。が、海洋生物への悪影響や、ゴミや藻が絡まる問題があるだろうと思う。浅瀬でもきっとトラブルが起きる。だからこのスタイルは公園池のスワン・ボートには採用されないのだろうと想像する。

 自転車ペダルのトルクを、シート背後の大径の空力プロペラに伝達してやるデザインは、これまた既に人力航海マシンとして「最速」のレコードを叩き出しているが、もし、洋上で強風に吹かれたときに、このスタイルではビッグ・トラブルに見舞われると思う。

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 Brian McElhiney and Keishi Koja 記者による2025-7-28記事「Japan’s first F-35B stealth fighters will deploy to southern island next month」。
  8月7日より、宮崎県の空自の新田原基地に、「F-35B」が4機、初配備される。防衛省が発表。
 2026-3-31までには、さらに4機が追加される予定。

 米海兵隊の岩国基地と、新田原のあいだは、150マイル離れている。

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 Defense Express の2025-7-28記事「Drone Strike Damages Railway Used for russian Military Logistics in russia’s Volgograd Region」。
   ロシアのヴォルゴグラード州で7-27に、露軍の兵站用の鉄道停車場を宇軍の無人機が襲撃。貨物列車が炎上した。
 攻撃は同時多発的で、州のあちこちで起きた。

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 2025-7-19のSNS投稿。
 「air_defenders」というドイツのスタートアップがあり、これまでも3Dプリンターで、砲弾型/涙滴型の高速クォッドコプターを試製してきたが、このほど、水平速度400km/時+を達成したという。しかもそのスピードを21分間も維持できたという。もし直線飛行としたら35km先に到達できたことになる。

 ことし3月31日に公開されている別ソースによると、「400KMH SPEED DRONE」という商品名で、この3Dプリント用のデータが販売されている。
 ただし、カーボンファイバーのサブフレームはプリンター出力できないので、別途、数値制御旋盤を駆動させて、自作せねばならない。6ミリ厚のカーボン素材をカットする必要があるのだ。その数値制御データは、付属している。

 モーター、バッテリー、電子機器、無線装置などは、別途、現物購入が必要。とうてい、入門者向けではない。

 あまりに高速であるため、経験の浅いユーザーだと、飛行はうまくいかないことが警告されている。