Lauren Smith 記者による2025-8-4記事「Europe Is Being Gaslit About Freedom of Speech」。
「言論の自由」は、与えられたり、奪われたりするものではない。
啓蒙主義はヨーロッパでまず生まれたが、今や、ヨーロッパは自由な大陸ではなくなった。米国人はそれに気付いている。
「言論の自由」は、すべての人が享受できているか、さもなくば、まったくそこには存在していないのか、そのどちらかなのである。
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Rezaul H Laskar 記者による2025-8-5記事「Ukraine flags Indian-made parts in drones used by Russian forces」。
ウクライナ政府は、墜落した「シャヘド/ゲラン」片道自爆機の中に、インド企業である「Vishay Intertechnology」製および「Aura Semiconductor」製の電子部品が組み込まれていたとして、昨年からインド政府に苦情を伝えている。
今年7月には、EUの制裁特使デイヴィッド・オサリバンをともなってウクライナの外交使節がニューデリーに乗り込んで抗議。
ロシア企業の「ロスネフチ」がインドの「ヴァディナール製油所」を所有しているため、この精油所はEUの新しい制裁パッケージの対象。ロシア産原油から作られた精製製品をEUは輸入しない。
ウクライナが解明したこと。インドで組み立てられた Vishay Intertechnology 製の「ブリッヂ整流器E300359」が、シャヘドの電圧レギュレータに使われている。また Aura Semiconductor 製の信号発生装置「AU5426A チップ」が、シャヘドのアンテナに入感したGNSS信号と妨害電波を識別するシステムに使われている。
インド外務省の反論。それらの部品はデュアルユース品でしかなく、不拡散に関する国際的な義務にまったく違反していない。
Vishay Intertechnology は、本社は米国。製造場所がインド。電子部品のメーカー。
Aura Semiconductor Pvt Ltd は、インドの Ningbo Aura Semiconductor Co の子会社。同社の声明によると、製品の買い手が、配布契約に違反して、許可していない第三の業者を通じてロシアの軍需工場へ製品を流したのもので、困惑している、と。
これらの製品は「プラグ&プレイ」なので、いったん買い取られたあとは、メーカーのサポート一切なしで機能する。そんな部品のエンドユーザーをどこまでも追跡できるもんじゃない。
機微なインド製品がロシアに流入する経由地は、西アジアであることが多い。そこが中継ぎ密輸している。
ウクライナ空軍いわく。ロシアは今年7月に6129機のシャヘド型自爆機を発射した。
インド側いわく。いかなる制度も、どんなに厳格だろうと、商品がインド国境を離れた後、完全な管理を保証することはできない。輸出コンプライアンスは強制されなければならない。同時に、非難を、誤った方向へ向けるな。
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Mackenzie Eaglen 記者による2025-8-4記事「America’s Munitions Crisis Is Real」。
合衆国内でのTNTの生産は、そもそも1986年に、終わっていた。
ではいままではどこからそれを仕入れていたのか? ポーランドだったという。
ようやく陸軍は、ケンタッキー州に、TNT製造工場を建設させるそうだ。
また、米国内で、ニトロセルロース系の発射薬/推進剤を製造している唯一のプラントは、1941年創立のラドフォード陸軍弾薬工場。ここにも新たに資金が注入されて、能力が強化される。
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Defense Express の2025-8-5記事「Ukrainian 28th Brigade Unveils New UGV with Igla MANPADS to Counter Attack Aircraft」。
4輪のUGV=ロボット台車に、MANPADS を1発だけ、射角も仰角も変えられるラーンチャー腕に固定しておいて、そのUGVを敵陣近くの丘の上などで待ち伏せておき、オペレーターが塹壕内からリモコンでモニターし続ける。そして敵機が現れたなら、奇襲的に発射して当ててしまう――という新製品。
SAMは「9K38 Igla」である。
ファンド・ライジングによつて資金をあつめ、すでに10セット、製造した。そしてウクライナ軍の「第28機械化旅団」では、既に、露軍のヘリコプターを1機、この装備を使って撃墜しているという。
さいきん、敵のFPVドローンの活動が常時濃密なため、MANPADSを担いだ味方の歩兵が塹壕の外に出ることは、ほとんど不可能になった。このままではまずいので、新装備を開発した。
このUGVには、かなり大容量の電池を必要とする。そしてリモコン通信にはいささかの不安もあってはならないので、光ファイバー・ケーブルを繰り出して、有線でオペレーターとつながっているようにした。
今日、敵機は、超低空でしかやってこない。かつまた、ロケット弾の最大射程で発射して、Uターンして去る。これを撃墜するためには、こちらのMANPADSを、敵方にかなり、推進して隠蔽しておく必要があるのだ。
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Ryan Chan 記者による2025-8-4記事「US Reaches Major Hypersonic Weapon Milestone」。
新しい長距離ミサイル、LRHW=長距離・極超音速・兵器 ――通称「ダーク・イーグル」――は、豪州のノーザンテリトリーに持ち込まれ、7月に同地の演習で実射された。
米陸軍が、ハイパーソニック弾を、西太平洋に展開したのである。
運用する部隊は、ハワイの「第3マルチドメイン・タスクフォース」(3MDTF)。ノーザンテリトリーにはこれから常駐する。
「ダーク・イーグル」のレンジは、6月公表の議会調査局報告書によれば、1725マイル=3194km。
※ダーウィンからボルネオ島まではカバーできるが、マニラまでは届かぬ。しかし米軍は射程1000マイルのМRCを、2024-4からフィリピンに配備している。
「ダーク・イーグル」の1個発射大隊は、4基のラーンチャーを有し、1基のラーンチャーは8発をつるべ射ちできる。
米国は、今後、日本、韓国、フィリピンにLRHWを配備するつもり。
※「グァム・キラー」を中共が独占する事態は終わった。今後は「大東諸島」の戦略的な価値が浮上すると思う。そこからは余裕で北京を叩けるからだ。ちなみに硫黄島からでも届いてしまう。つまりは小笠原~伊豆諸島のどこにでも臨時に展開できる。INF条約の自縄自縛から米国が抜け出すのに、おそろしい時間がかかったが、キッチリと、新ラインナップで穴を埋めてきている。
<正論>戦後80年の夏に 中国に自滅回避の道を提案する/軍事評論家・兵頭二十八
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