野犬がスカンクを襲わないのは、ガスが目に沁みるからではなくて、鼻を攻撃するからだ。野犬よりも鼻に頼って生きている熊を遠ざける薬剤の成分も、目を刺激することよりも、むしろ、嗅覚に対し持続的なトラウマ感を与える効能を重視しなくては駄目だろう。

 そのような忌避剤の洗練に成功すれば、それを「地雷」や「結界ロープ」に仕込むことで、野生熊を畑から遠ざけられるはずだ。
 また、スプレーではなく「水鉄砲」でその液体を羆の体表に付着させてやることによって、羆にとっての最強度の教訓を与え得るのではないか。

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 Lara Korte 記者による2025-8-6記事「Cheap Iranian drones, costly US defenses spur sanctions and technology push」。
   HESA はイランの国防省の支配下にある国営企業で、「Ababil」という片道特攻ドローンのシリーズを製造している。

 CSISは、「シャヘド136」のコストは35000ドルだと見積もる。かたや、IISS研究員のWolf-Christian Paes氏は、2万ドル未満だと主張する。要するに、それを迎撃するSAMよりは安い。これが米国にとっての大問題なのだ。

 Paes のもうひとつの注意喚起。イランは「水素燃料電池」を電動ドローンの電源に使おうとしている。もしこれに成功したら、もっと安い価格帯のFPVドローンの作戦半径が著増するはずである。

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 Sania Kozatskyi 記者による2025-8-6記事「Taiwan Receives First Batch of U.S.-Made Altius 600M Drones」。
  発注していたロイタリング・ミュニション「アルティウス」の最初のバッチが8-4に台湾に届けられた。
 発注総額は6億5000万ドルである。昨年6月のこと。291ユニットともいう。周辺器材が多数。

 アンドゥリル社製。
 「Altius 600M」は、弾頭重量3kg。
 全長1m、飛翔隊重量12kg。
 圧搾空気でコンテナから射出。ウイングスパン2.54mが展張し、同時に、2枚翅の電動プロペラが廻り出す。4時間滞空可能。航続距離440km。

 ※垂直離陸して水平高速飛行する、砲弾型クォッドコプターによる「シャヘド」への衝突インターセプト率は70%に達しており、機数にしてすでに184機を撃墜したという。

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 Oleksandr Yan 記者による2025-8-6記事「Dwarf Engineering Presents Narsil Drone Homing Module」。
  ウクライナの会社がすごい製品を公表。
 他社製の、何の事前調整もしていない10インチのクォッドコプターに後付けすることにより、たちまち半自動のFPVドローンに化ける、終末自律誘導ソフト。

 「Narsil 自律ターゲティング・モジュール」という。
 陸上であれば、カメラ画像だけを頼りに地文航法もしてくれる。
 目標決定は、オペレーターが選んで指定。

 指定された目標をシステムがロックオンする。あとは、マシンが自律でその目標にダイブする。
 目標は、動いている車両でも関係ない。UGVに対するテストでは、誤差40センチで地面に激突した。

 10インチのクォッドコプターは、1kgのペイロードを運搬できる。

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 ディフェンスエクスプレスの2025-8-6記事「Why Ukrainian Troops Are Using 155mm Shells and 120mm Mortar Rounds Like “Banzai Grenades” and What It Means」。
   露兵がまだ中に残っているかもしれない民家に対してウクライナ軍は、120ミリ迫撃砲弾に、手榴弾用の「4秒」遅延発火メカをとりつけたものを、両手で抱えて戸口から投げ込み、片を付けている。重さは15kgもあるので、敵兵がそれを投げ返そうと思っても、あきらめるしかなかろう。

 これから急速に開発が進むことが確実なのは、この「15kgの迫撃砲弾」や「60kg弱の十五榴砲弾」を縛り付けて近間の家屋や塹壕にお届けする自爆UGV=無人ロボット台車だ。

 ※ポーランド議会で大暴露。М1戦車のエンジン「AGT1500Cガスタービン」の修理は、アラバマ州アニストンの米陸軍デポでしかできない。購入を決めるとき、そのことはまったく考慮されなかった。いま、あわてて国内エンジン修理工場を建てようとしているが、サービス開始は2028年からになるだろう。レオ2やK2が軽油なのに対し、M1は灯油系なので、ポ軍装備のタンクローリーを「二重」に整備しなくてはならない。これも購入を決めるときに考慮されなかった。

 ※先週ルカシェンコに面談したプーチンと、最近ウィトコフに会ったプー之介と、写真うつりが違いすぎるとの評判。