露軍の中に「ルビコン・無人・システム・センター」と名付けられているユニットが24年の夏からあり、そこでは今、FPV特攻ボートを繰り出す準備を進めている。

 Roman Pryhodko 記者による2025-8-9記事「Russian Company Presents Line of Interceptor Drones」。
  露軍のCBST=無人システム技術センター が、砲弾型のインターセプター・マルチコプターなどの新案を多数、一挙公開した。

 「X」にその写真を投稿してくれたのは「TheDeadDistrict」を名乗る投稿者。
 Skolkovo で開催された「Archipelago 2025」というフォーラム会場に展示されているモデルだ。

 展示品のひとつは「Skvorets Air Defense Interceptor Drone」という。垂直に離陸し、水平飛行では270km/時を出し、標的探しにはAIを補助に使うという。

 もうひとつは「キンジャル」で、水平300km/時という。串形4軸で8モーター。ローターはペラは3翅。空中での目標探しは全自動だという。

 前に報道している「Yolka」は、この会場にはなかったようだ。ということは「Yolka」はFSBの専用か? 無炸填という特徴からして、それもあり得る。

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 Taras Safronov 記者による2025-8-9記事「Khartiia’s Ground Drone Travels 34 km to Save a Soldier」。
  ウクライナの郷土防衛軍「ハルティア旅団」は「Zmiy-500」という地上ロボットを使って、負傷した味方兵士を最前線からリトリーブすることに成功。

 行きがけには食料、燃料、水を積載。着先にて、味方部隊がその荷物をおろし、空いた荷台に負傷兵を載せる。

 往復34kmを、この無人4×4車は、走破した。

 「ズミイ」のメーカーは「Rover Tech」。宇軍は2024から使っている。自重850㎏。貨物は500kgまで載せられる。

 ※この車輪は完全ノーパンク設計のように見える。空気で膨らます部分が皆無で、樹脂製か金属製のスケルトンだけの車輪なのだ。負傷兵が足を延ばして仰臥できるだけの荷台の長さがあるようにも見える。

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 『ディフェンス・エクスプレス』の2025-8-9記事「How russians Got Chinese Ammo for North Korean Type-75 MLRS and What Makes It Better」。
  露軍は北朝鮮から、「75式」多連装107ミリ・ロケット砲を買っているが、その弾薬として中国製のロケット弾が混じっている。

 雑誌『Vodogray』が、ロシアの文書中に「RSZO-107-OF」という型番と、HE弾頭のロケット弾の荷姿の写真を見つけた。製造年は1990年のようだ。

 そもそも北鮮の「75式」は、中共の「63式」のコピーなので、弾薬も共通なのだ。

 北鮮は、ラーンチャーは売ったものの、それ用の弾薬を少ししかロシアに渡せなかった。それでロシアは世界の武器市場から弾薬をかき集めているのだろう。

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 The Maritime Executive の2025-8-6記事「HD Hyundai Wins First Repair Project from U.S. Military Sealift Command」。
  МRОとは、Maintenance, Repair, Overhaul の略で、韓国はこの仕事を米軍から取るようになった。

 ヒュンダイ重工業がこのたび契約にこぎつけた。「Hanwha オーシャン」とシンガポールの造船所に競り勝った。
 「ルイス&クラーク」級の弾薬運搬船『USNS Alan Shepard』(41000トン)を修理する。第七艦隊所属。全長210m。就役は2007年だ。
 工事は9月から蔚山で始まり、11月におわる予定。

 しかしHanwha はそれより先に『USNS Wally Schirra』のオーバーホールを受注している。巨済島のドックで9月から作業を始める。
 また同社は昨年、『USNS Yukon』の修理契約もかちとっている。

 米軍はMROのために年に140億ドルも使っている。