基本的に、蓋付きの用水路のようなものでいい。道路の側溝の大型版だと思えば、環境アセスメントは省略できるだろう。
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Tyler Rogoway 記者による2025-9-12記事「The Urgent Case For Building Tens Of Thousands Of American Shahed-136 Clones」。
ペンタゴンが、「シャヘド136」の同格品兵器の大量調達をまったく急ごうとしていない怠惰を、記者は許せないと思う。
従来の調達プレイブックを適用していたら、もう間に合わない。敵の増産はとっくにスタートしているのだ。
年産数千機の話をしているんじゃない。このアイテムは、年産数万機のオーダーの調達が、米国にとって必要なのだ。
ペンタゴンを頂点とする米国の兵器業界は、無駄に高性能なハイエンドの無人機に多額の予算を回すことばかり追求している。時間と数量について何も考えていない。けれども最新の現代戦争は、連日、数量で相手を消耗させる工業総力戦だということが、目の前で証明されているのだ。
デルタ翼形状は、構造を軽く頑丈にし、製造工程をシンプルにし、燃料槽容積に余裕を与えてくれる。そこに、低燃費のレシプロ・エンジンを組み合わせる。弾頭を軽くすれば、その重さの代わりに燃料を余分に入れられるので、2000kmまでも届くようになる。中国の内陸都市も、海岸から2000kmも離れてはいない。レンジが1000kmあれば、沖縄や比島から福建省を制圧してやれるのだ。
「シャヘド136」の同格品は、トマホーク・ミサイルの「四分の一」のコストで、戦略的目標を狙うこともできるのだ。つまり、トマホークを整備する予算で、その4倍をつるべ射ちできる。
これを限りなく多く備蓄する必要がある。ロシアは「シャヘド136」のあらゆる部分を独自に再設計して製造単価を減らす努力を追求中だ。米国はまったくそういう努力をしていない。
米国も「シャヘド136」の廉価版コピーを国内でマスプロし、それを米軍のあらゆるトラックや艦艇や輸送航空機から投射できるようにしなくてはいけない。
この製造にはロッキードマーティンの技術など要らない。町工場を動員するだけで量産できるのだ。
中国は今の米国が真似のできない「量産力」を有している。戦争でこのカードを切られたら、米国には対抗不能である。しかし「シャヘド136」の廉価コピー版ならば、町工場に分業させることによって、米国も中共の「数」に対抗ができよう。
そのさいに決定的に重要なこと。「シャヘド」クローンの無人特攻機の設計のパテントは米国政府が占有し、オープン・アーキテクチュアとして参入企業による自由な改善を促すこと。これを1私企業の専売にさせてはならない。それを許すと、単一の請負業者に「ベンダーロック」されてしまい、多額の予算で、ごく少数の製品しか、調達ができなくなってしまう。いままで米国は、その自殺的な罠にはまり、ポスト冷戦期の紛争勝利から遠ざかってきたのだ。
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Sania Kozatskyi 記者による2025-9-11記事「Project OCTOPUS: The UK to Manufacture Ukrainian-Designed Interceptor Drones」。
「オクトパス計画」は、インターセプター・ドローンを英国内で量産し、それをウクライナに与えようというもの。
英政府からプレス・リリースがあった。ロンドンのDSEIの場で。
この機体はウクライナ国内で開発された。その開発段階から、英国人技師たちが支援していたという。
量産事業が軌道に乗れば、毎月数千機を宇軍は受け取れることになる。
雲霞のように襲来する「シャヘド/ゲラン2」を邀撃するのに、こっちがSAMを使っていたら金銭的に持続は不可能なので、はるかに安価なドローン・インターセプターで相手をさせる。
先週、ウクライナの無人機メーカー「Ukrspecsystems」が2億ポンド(およそ2億5000万ドル)を英国の Mildenhall に新設する工場のために出資すると発表している。
同時に英国内の Elmsett には、テストと訓練のための広い施設が造営されるという。