トランプは7月までは宇軍によるロシア石油精製工場空襲を禁じていたのに、8月に心境変化があって、それを解除したと見られる。

 宇軍によるロシア精油所攻撃の回数を経時的に追うと、2024-5と2024-7には8回の攻撃が実行されていたが、2024-8からは回数がガックリと抑制され、特に2024-7月~12月は、月イチのペースにまで下がった。これは大統領選挙の投票日を前にバイデン政権が、ガソリン代が高いことでトランプから攻撃されない用心の、姑息な政治であったと見られる。
 トランプ政権が始動した2025-1にそれが解除され、1月に7回、2月に9回、3月に5回。そして4月にゼロになった。プーチンに操られたトランプがゼレンスキーに対してそれをするなと命じたのだ。2025-7に1回。8月に17回。これは貯めていた長距離特攻機を一斉抛出したのだろう。2025-9には9回。

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 星条旗新聞の2025-10-3記事「Top Air Force commander in Europe will be a 3-star billet as Pentagon trims ranks」。
  欧州とアフリカ地域を担当する米空軍の司令官は、これまで四つ星大将のポストだったが、トランプはこのたび、それを三つ星中将のポストに格下げした。司令部の所在地は、ドイツのラムスタイン空軍基地。

 ヘグセスは今年5月、四つ星将軍の人数を2割減らせ、と国防省に指示していた。

 次期司令官に予定されているハインズ中将は、NATO連合空軍司令部の長も兼務することになるのだが、その場合、欧州同盟国空軍の四つ星大将たちに命令を出すことになろう。

 ※2012年にも、この職を三つ星の地位にしてしまおうとペンタゴンは考えたが、撤回するしかなかった。その理由はたぶん、NATO空軍の合同会議が、なんともやりにくくなるからではないだろうか。しかしトランプは、そこが逆に面白いと思っているのだろう。コルビー構想によれば、欧州正面は欧州諸国の財力だけでそもそも十分に防衛ができるはずなので、これからは米軍がそっち方面で加勢する必要は無いのである。その「やる気の無さ」をまず象徴的に示してやって、逐次に、実態としても、米軍の欧州からの足抜けを図りたいのだろう。

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 Alan Blinder and Michael C. Bender 記者による2025-10-3記事「The Billionaire Behind Trump’s Deal for Universities」。
  Marc Rowan氏はペンシルヴェニア大学の卒業者で富豪である。この前の冬、彼は、同大学はアンチセミティズムとプロ・パレスチナ運動で汚染されたと糾弾した。その時の提言の数々が、現今のトランプ政権による米一流大学攻撃に具現されている。ローワン氏こそが、この分野に関する、陰の政権内参謀長なのではないか。