Matt Jancer 記者による2025-10-16記事「Why This Holiday Season May Be Last Call for The Best Drones in The Industry」。
可能性としては、DJI製ドローンの所有者は、2025年12月23日以前にそれを購入したのなら、引き続き使用はできるが、それ以降の購入品だと、所持が違法となる。
ただし、どうなるかは、まったく予想ができない。なにしろ、米国なのだ。
もっか、一般ユーザー向けの市販品の最新の商品は「Mavic 4 Pro」といい、アマゾンでは2700ドル以上で売られているようだ。
趣味レベルの「DJI Mini 4 Pro」はアマゾンで389ドル。いちばん安価な「ディージーネオミニ」はアマゾンで199ドル。
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Defense Express の2025-10-18記事「Air Defense Nightmare: New $150K Ragnarok Cruise Missile ―― 900 km Range, Designed to Overwhelm and Bankrupt Enemy SAMs」。
米国メーカーのKratos Defense & Security Solutions社が「Ragnarok」の大量生産を始めた。この兵器はLCCM=低コスト巡航ミサイル の最新作。射程が 926km あるのに、単価は15万ドルに抑制されている。
米軍はまず100発弱を発注した模様だ。
高度1万mで敵地深くを巡航し、目標手前で急降下させるという運用もできるらしい。
というか、この高度を飛ばすことにより、廉価性を実現できたのである。高空は空気抵抗が小さいので、燃費が良く、レンジを延ばせる。
1万mだと、ほとんどのSAMを回避できる。そこまで届くSAMもあるが、その1発は、この巡航ミサイルの単価よりも高額になってしまう。つまり、敵は、この巡航ミサイルを迎撃しようと試みれば、1発ごとに破産に近づくのだ。
「ラグナロク」は、弾頭重量がわずか36kgでしかない。しかし敵は、それを放置して傍観しているわけにいかない。
「ラグナロク」が敵の防空アセットを消耗させたあとに、真打の高額な巡航ミサイルやステルス爆撃機が突っ込んで行く。そういう分業なのだ。
「ラグナロク」は、細身の投下爆弾である「GBU-39」に類似の外寸だという。細身爆弾を内臓できる攻撃機の爆弾倉に、そのまま収められるのだろう。
おそらくF-35も、ラグナロクを数十発、携行できる。
類似のコンセプトで先行している「Barracuda-500」は、やはり900km以上巡航して、弾頭重量は45kgで、単価は21万6500ドル。現在、台湾軍が、取得しつつある。