軽自動車ならば今でも平気でなんとかなろうけれども、普通自動車のタイヤは重い、と感じられる今日このごろ・・・。
何がキツイかといって、ボルトの穴を合わせるときに、しゃがんだ姿勢でタイヤを数十センチ、床面から離して浮かせ、体前に保持し、なおかつ、薄暗いガレージ内で、5ツ穴と5本のボルトの位置を篏合させねばならない、その十数秒間。視力が衰えているために、この「垂直空間」の微調整に起因する心身の疲労が、翌日にずし~ん、と来てしまうのだ。
これは参ったと感じた小生は、そこで昨年6月にオートバックスに立ち寄った折に、6290円のエマーソンのタイヤリフター「クルピタ丸」とかいう、タイヤ交換作業の補助具を見掛けて興味を抱き、買ってしまったのであった。
このほど、夏タイヤを冬タイヤに換える作業にあたって、初めて、この秘蔵のツールを使ってみた。
結論。これはイイ。
わたし的には、ボルトとホイールの穴位置との微妙な高低差のすり合わせは、リフターの転把をくるくると廻すよりも、車体を持ち上げているジャッキを操作したほうがてっとり早いぞ、と思った。
このツールのおかげで、今回、腰の負担は覚えなかった。また、タイヤ溝に挟まった小石の除去作業も捗った。タイヤを接地させて回転させる必要がないのだ。ラッキーな買い物であった。
ただし、真に「面倒くさがり」の人は、このツールを最初に買ったときの「組み立て作業」で、厭になってしまうかもしれぬ。そのおそれある人は、買い上げた販売店のその場にて、ツールを組み立ててもらうようにするのが、「吉」であろう。
次。
TWZニュースレター の2025-10-31記事。
8月いらい、露軍は「9M729」という巡航ミサイルを数十発、ウクライナ領内へ射ち込んでいるという。
この巡航ミサイルは、INF条約に違反する性能をもっている。それをロシアが部隊配備したことから、米政府は2019年に、INF条約から離脱したのだ。
ロシアが今それをばんばん発射しているということは、米国に対する挑発的な誇示なのである。
NATOコードは「SSC-8 スクリュードライバー」。実戦に使われたのは、8月21日が最初だ。
それいらい、23発が、飛来している。
クレムリンは8月4日、旧INF条約の制約を超えた射程を持つ核搭載可能なミサイルの配備を制限しないと発表した。
ロイターによると、10月5日に飛来した「9M729ミサイル」のうち1発は、落下までに1200km以上、飛行しているという。
INF条約では、地上発射型ミサイルは500kmしか飛んではいけないことに決められていた。ロシアは、最初からそんな条約など守る気はなかったということが、またしても証明された。
CSISの見積では、9M729は実際には2500kmのレンジがあるという。
IISSのダグラス・バリーは、2000km以上は確実だと言っている。
※トマホークは、海上から発射するものは何千km飛んでもお構いなしだが、陸上から発射して500km以上飛ぶものだと、それはINF条約に違反することになってしまう。その点からも「地ージス」の《何でも発射できますラーンチャー》は、筋悪だったのである。敵国からの余計な誹謗中傷を、惹起してしまうのだ。