二、三の修正あり

 わたくしの参照したウェブ上の年表が十分でなかったようで、過去の首相の靖国参拝につき正しくないデータに基づく話をしておりました。
 遺族会と自民党の中曽根氏らがいかに靖国をねじまげてきたか(小泉氏の「8.15参拝宣言」もそもそも対遺族会の空約束だった)、また、梅原猛氏が中曽根内閣時代に「靖国懇」でアンチ靖国の立場から使った言葉を借りれば「靖国神道は、19世紀に起こった西洋諸国の国家主義によって」進化した神道であるがゆえにまさに必要かつまさに貴重なのであり、首相はとうぜん吉日に参拝しなければならないのだという点につきましては、いずれまた詳しく論じたいのですが現在、有料の原稿の仕事がありまして時間が取れません。
 以下の事実間違いだけを提示させてください。「放送形式」では過去に間違ったことを書き、あるいは書くべきことを書き漏らしたと思います。それをおわびし訂正します。
一、福田赳夫首相は靖国に四回参拝し、うち一回は8.15であった。
二、大平正芳首相は靖国に三回参拝しているが、8.15は外している。