勝負はデモの前からついていた

 またしても胡のとっつぁんと外務省シナスパイスクールの共闘チームの一勝です。
 そして敗因は小泉純一郎氏、ただ一人にあることをわたくしはここで強調しましょう。
 シナ政治家の最近の作戦は、「傲慢な言葉で小泉氏に向かって恥ずべき要求をする」→「その直後にアクションを数段構えで実行して天下に示威する」というパターンです。
 前の原潜事件の場合は、「イ、『小泉は靖国に参拝するな』と言葉で要求」→「ロ、その直後に原潜のグァム島一周が知れ渡るようにする」→「ハ、しかし小泉氏は『靖国に参拝しない』とも明言しないし何のアクション(靖国参拝)もしない」→「ニ、そこでさらに領海侵犯させた」でした。
 今回の暴動の場合は、原潜が、暴徒の動員に変わっただけです。パターンはまるで同じです。
 ただ、「イ」の部分が、今回は報道されなかったように記憶します。おそらくこれは水面下で胡の言葉による要求が小泉氏に向けてあったのだと勘ぐってよいでしょう。それを取り次いだのはスパイどもでしょう。そのタイミングは、今回のジャカルタ会談の段取りの相談を外務省側からもちかけたときでしょう。
 じつは小泉氏は、「靖国にはもう参拝しないよ」と、外務省のスパイをして胡に向けて暗々裡に示唆させていたのではないでしょうか。
 これは日本国民と日本史に対する首相の国家犯罪ですが、ところがこんなことでは、シナ政治家にとっては勝利を意味しません。満足が得られないのです。胡は、小泉氏が靖国に投石して北京に土下座遥拝するくらいのアクションをしない限り、満足しません。
 小泉氏は、原潜事件の直後に、ひそかな決心を変更すべきでした。つまり、靖国参拝を再開すべきだったのです。それが北京の人面獣心政治家に対する唯一の正しい回答だったのです。
 しかし臆病な小泉氏にはそのアクションができなかった。脅しには屈しないというメッセージを行動によって返すことができなかったのです。
 そこで胡は「敵は弱っているぞ」と看て、今回のライオットという第二ラウンドを用意したのでしょう。
 第二ラウンドは胡の完勝に終わりました。小泉の「おわび」演説が、「靖国にはもう参拝しない」の言い換えであるという、宮崎正弘氏の最新の推測は正しいでしょう。
 しかしシナ政治家はここで「手打ち」にする気なんてありません。こんどは暴動とは別な手で、第三ラウンドを考えています。それは経済政策か、他の方法か…? 予見はできません。第一ラウンドのように、米軍や自衛隊が関与してこられる方面は避けるでしょう。
 ハッキリしていることは一つあります。日本の公人が自分ひとりの意志で靖国神社に普通に参拝するようになるまで、シナの脅迫と乱暴は已みません。
 今回は、小泉氏もしょうもないグズだとよく分かりましたが、彼以外の自民党代議士の腰抜けぶりが、わたくしには衝撃的でした。
 春の例祭以前のタイミングで、じぶんの判断で参拝して北京に意志を示そうとした人が一人もいないのですからね。一体どこの国の代議士なんでしょうか。
 日本の国会議員は、国民感情を北京に正しく伝えることよりも、中共の独裁者の意向に沿い奉り、外務省の腐れ役人の指導に盲従することを選んだのです。