夜明けは近い

 イギリスのガーディアンという新聞のウェブを見てたら、ロンドンで無料の新聞が2紙も創刊されたので、既製有料新聞の各社がパニクってる、という話が……。メシの時間のためアーティクルぜんたいの前半分しか読み得ませんでしたが、1部が50頁もあるやつを、地下鉄の駅で通勤時間帯に配っているらしい。
 これは日本でも誰かがおっ始めるんじゃないですか? てか、やるべきですよ。
 最終的には宅配業者などと結託して、戸別配達にもすることですよ。
 イギリス人の心配は「フリー・ペーパーはクオリティ・ジャーナリズムを亡ぼすのではないか」というものなんですが、日本にはもともと「似非クオリティ・ジャーナリズム」しかない。ですから、フリー・ペーパーの撹乱によって、既製メディアの進歩が期待されます。
 メジャー紙のなかでも左前のとこから、さっさとフリー化に踏み切った方がいいかもしれませんね。一歩遅れた社が、経営の上でたいへんなことになるのではないでしょうか。これも時代の流れでしょう。
 そうやって「部数だけ誇るマスゴミ」が淘汰された暁に、有料でなおかつ真の「クオリティ・ジャーナリズム」が、やっと日本でも可能になる筈です。
 余談。朝鮮日報の日本語版に、アメリカは無人偵察機のグローバルホークを日本とシンガポールには売るのに、なぜ韓国には売らないんじゃ、と出ていました。この記者さんには、理由が分るはずだと思うのだが、なぜそれを書けないのかにむしろ興味が湧きました。韓国軍が高性能のオモチャを手にしたら、それを使って偉大な韓国大統領が日本の領空侵犯挑発を愉しむことになるのは目に見えてるじゃないですか。日本にSAMをぶっ放させたいのか。もうひとつ。画像信号のダウンリンクは高度な暗号です。これを完全にアメリカ軍の監督に委ねるという契約がなければ、アメリカはグローバルホークを他国に売りません。ところが韓国政府には、暗号通信の上でアメリカとは手を切りたいという志向がある。先の偵察衛星の打ち上げをアメリカに依頼しなかったことでも、それは推定されるのではないでしょうか。