裏嵐

 おしらせ。並木書房の『陸軍戸山流で検証する 日本刀真剣斬り』の二刷が出ることになりました。
 この機会に、単純な誤字、ヌケ字、冗字を主としまして、数箇所に微少な修整を施しました。
 ひとつ、大きな間違いがありまして、それは222頁10行目で、戸山学校の剣術科長がずっと「少佐」であったかのように書いてしまいましたけれども、これは「中佐」と書くべきところでしたから、ここに訂正を告知致しまして、既にお買い求めの皆様に深くお詫び申し上げます。
 以下、撃剣余談。
 ウチの3歳の子どもに、ダイソーで100円で買った「忍者刀」をもたせて、柔術の「一本取り」のおさらいをしようかと思ったっけか、裂帛の気合いとともに眼の色変えてふりまわすその太刀風に寸毫のつけいる隙もなく、こちらが一方的にズタズタに切り刻まれて、親父 the end ですた。ワハハハ……。
 余談PART 2
 『館林藩史話』という岡谷繁実の編纂した本を読んでいたら、おそろしい話が出ていました。屠腹の途中で、刀がよく切れないので、自分で研いで、また続きを切った、というのです。そんなすごい話を、なぜいままで他の文献では読んだ覚えがないのだろうか……?
 函館近郊にお住まいの方への呼びかけ。
 『日本主義』という熱い季刊誌がありまして、毎号、明治維新の特集をやっています。で、10月中旬にそのスタッフというかおそらく幹部の方が函館までわざわざいらして、小生と座談会をなさりたいと仰るのです。それは好いのですが、問題は、小生以外の出席者がみつからないんです。なにしろ左翼スタンスの染み着いた北海道で、維新史に造詣が深く、なおかつ「新風」さん好みの話ができる人っていうのは、もう、ないものねだりに近いですよね。でも、もしもいらしたら、ご連絡ください。(ちなみに、原稿料等はほとんど出ないだろうと強烈に予測されます。)