世界の家畜が出す温室効果ガスは車よりも多量。家畜を絶滅したらいんじゃね?

 標題に興味を持った人は、Charles Q. Choi氏が2009-11-19付で載せている「Mad Science?  Growing Meat Without Animals」というソース付きの記事を読め。ヒマがないので抄訳しない。
 次。ミリテクのStaff Writersが2009-11-19付で載せた「Simple Test Could Offer Cheap Solution To Detecting Landmines」。
 今でも毎年世界で1万5000人が地雷にひっかかっている。ソマリアやモザンビークにも地雷原がある。
 そこで英国エジンバラ大学の学生たちが、バクテリアを改造した。こいつは、地中に埋められた地雷から漏れ出した爆薬の成分によって増殖して緑色を現示する。
 つまりこの無色透明・人畜無害の安価なバクテリア溶液を地面にスプレーしておき、しばらく待てば、地表に点々と緑変した箇所があらわれるから、その下を掘れば、地雷が出てくるという寸法だ。
 兵頭いわく。’90年代後半以降、失職サヨクは立て続けに数十冊の地雷本を日本で刊行した。が、それが何か世界の役に立ったか? エジンバラ大の学生は、じっさいに人々の福祉に貢献しているよ。日本人は労力の注入所がおかしいぜよ。
 次。昨日の東京新聞ネット版の記事:「日本有事の米軍増強計画判明 嘉手納統合拒否の背景か」。
 旧ソ連軍が日本を本格武力侵略しようとしたら、米軍は嘉手納基地に戦闘機など80機を増派し、別に普天間飛行場には300機のヘリコプターを追加で送り込むつもりであったと。ヘリが多いのは、故障機を修理しているヒマがないので、余計に送るのだと。戦闘機の最低速度とヘリの最高速度が同じなので嘉手納に統合すると混雑すると。
 兵頭いわく。だから何だ?
 本格的武力侵攻があったら、ヘリは、那覇空港(自衛隊那覇基地)や、あちこちの畑を使えば良いだけ。
 あの狭い普天間に300機パックしてもBM攻撃を気にしなくて良いなら、そもそもグァムに後退して行く必要がないじゃん。支離滅裂な役人どもの反論だ。
 次。ルワンダあたりに旅行する人は毒ガスにご注意!
 2009-11-17の「Volatile gas could turn Rwandan lake into a freshwater time bomb」という記事によると、推進1600フィートの淡水湖であるキヴ湖が何かのきっかけで撹乱されると、底の方の水に溶けている2酸化炭素とメタンガスがシャンペンみたいに一挙に湧き出して、湖畔の人間を皆殺しにするおそれがある。同様現象は、1984にMonoun湖で、1986にNyos湖であった。ちなみにキヴ湖北岸には200万人の難民がいる。
 さて……
 23日のJSEEO大阪講演が近づいてきました。ご来場の皆様のいろいろな面白いご質問をお待ちしております。
 24日は中部国際空港から函館に戻る予定です。ヒマな人は、当日の昼飯前後に犬山城、もしくは空港構内で、お目にかかりましょう。