「ムーヴィーメイカー」で1コマ刻みのカットバック編集ができるとは知らんかった

 AP通信のDAVID MERCER記者の2010-1-15付記事「Ill. soldier’s family says pictures aren’t porn」。星条旗新聞に転載されている。
 1人のイリノイ州兵、陸軍技術兵(伍長より下、たぶん本職の自動車整備工の関係)が、4歳の親戚女子の水着スナップ写真などを所持していたという罪で軍法会議にかけられた。
 在アフガンの米軍人は、ポルノグラフィの所持は禁止されている。有罪と決まれば最高で10年の投獄があり得る。
 この兵士の所属する歩兵旅団約3000人は2008末にアフガンに送られ、2009年8月にイリノイ州へ帰還している。が、軍法会議が済むまで、この兵士だけアフガンに残される。
 兵士の母が、ホームシックをなぐさめる目的で、e-mail で大量の当該少女の写真を送った。そのなかの1枚に、プールサイドの少女の水着から臀部の片方の一部が見えているものが含まれていた。
 兵士の家族いわく。この兵士は、この少女の実の父親が軍事訓練のため不在中の折に少女が病気になったので、その看病をしたという間柄なのである、と。当該写真は少女の誕生パーティで少女の母によって撮影されたものという。
 次。テクノバーンに2010-1-14付で、「Is Antarctica【南極】 melting?」という記事が載っている。
 米国は、NASAとドイツの共同衛星による重力変化測定で、南極の陸氷の減少傾向を確認していること、それから、欧州とカナダは1992からレーダー衛星で氷河等の厚さを測定してきたこと、が、この記事で分かる。
 以下、兵頭の邪推。
 最初に〈南極の氷が減っている。地球は温暖化している〉と気づいたのは、冷戦時代末期の米ソの軍用の重力観測衛星だったのだろう。
 精密な地球重力地図は、軍事衛星や長距離弾道弾の正確さを担保するため、継続して収集しておく必要がある資料だった。
 ただしそのデータは、まさか他国にオープンにするわけにも行かぬものだった。
 そこで米国は、それとなく欧州とカナダに、「オイ、南極の氷を調べてみ。ついでに、他の氷河も調べると面白いかもなぁ……」と慫慂したのだろう。そしてNASAを一枚かませることによって、万一ドイツだけが新知見を得て秘かに利用するようなこともないような仕組みもぬかりなく整えたのだろう。
 ちなみに海氷が解けても海面は上昇しないが、陸氷が融けると海面は上昇する。
 オーストラリアと同じ広さがある南極大陸の厚さ2000mもの氷がぜんぶ融けると、海面は60m上昇するという。
 ただし、かつて地球にはそのような時期があり、その頃、南極にもワニが暮らしていた。これほどの気候変動に耐えて陸上で生き残っているワニは、もっと研究されてもいいんじゃないか? サイズも人間に近いし。