高田純先生、『核と刀』をご恵贈くださり有り難うございました。

 Jennifer Svan and Kent Harris記者による星条旗新聞の記事「Military resumes Europe flight operations」。
  アイスランドの灰を避けるため、欧州の米軍機は Naval Station Rota and Moron Air Base in Spain を南回り迂回路基地として利用している。
 ブルガリアでは今週から演習が始まるのだが……。
 Spangdahlem Air Base in Germany planned では米空軍は21日に2機の A-10 をとばしてテストをするつもり。
 northern Italyにある  F-16s at Aviano Air Base は20日から飛行再開。 英国の Lakenheath and Mildenhall はまだダメである。
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 2010-4-20の記事「Gates Blasts Defense Export-Control Infrastructure, Vows to Streamline」。
 できれば武器輸出は、 a single licensing agency に決めさせるようにしたい。※これを日本でやろうとすれば、MDで省益利権を拡大できた外務省が猛反対してすぐ潰すだろうね。
 それは重要技術を敵国はもちろん同盟国にも渡さずに米国の優越を維持するためにも必要なのだ。
 ちょっと前の実例だが、英軍所有のC-17がオーストラリアで何時間も足止めされたことがあった。というのはオーストラリア軍がC-17を修理するためにはまず米国にその許可をとってからでなければいけないと米国の法律が定めていたからだ。
 英や濠のような、米国にとってのすぐれた同盟国に、なんでそんな面倒な規制をかける必要があるんだ? ――とゲイツ。
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 Noah Shachtman 記者の2010-4-19記事「Seeing Tongue, Spray-On Skin, Transplanted Hand: Top Officer Encounters Military’s Extreme Medicine Wing」。
 傷痍軍人に対する再生治療の最前線がすごいことになっている。
 スプレー・ガンで幹細胞や表皮復活元種細胞の溶液を噴霧すれば、腕一本分の火傷跡も再生する。
 1950年代に海軍で両眼を失明していたシュルツ老人は、サングラス型の集光メガネからのデジタル信号を脳の視覚領野まで特殊な回線で接続するという手術により、このたび、おぼろげな視力を復活した。明暗や、セメントと煉瓦の違い、芝生と舗装道路の違いならば、識別ができるようになった。
 2007にイラクで訓練中に右腕を失った兵隊に、 a cadaver【解剖用の死体】からとった右腕をくっつけたら、治ったぜ! ※フランケンシュタインかよ!
 これにはとうぜん、免疫抑制剤カクテルの投薬が必要である。9ヶ月にして、患者マロニーは、TVゲーム機をいじれるまでに復活した。