「読書余論」 2011年5月25日配信号 の 内容予告

▼本郷大将記念事業期成会『陸軍大将本郷房太郎傳』S8-12
 今日、剣道の試合で「残心」が強調されているのは、そもそもこの将軍が日露戦争後に徹底改革したから。「宮中某重大事件」の渦中には、久邇宮家当主(陸士中隊長時代の教え子)から頼られた。
 古書店で探すと、1万2000円以上する大部の資料です。
▼『中国軍事教本(上)』1976訳刊、原1974
▼リヒャルト・ハイゼ『独逸人の見たる会津白虎隊』S16-5
 著者は飯盛山に碑を残した教授。
▼沢本孟虎『会津戦争の回顧』S18-11
 著者は土佐人。
▼内田茂文『藩風と古城』大7-11
▼藤 等影『薩藩と眞宗』大5-11
▼前田繁一ed.『小額金融の話』S5-7
▼ジー・ローラン著、佐藤市郎tr.『戦略研究序説』S4-3、原1927
 ボン・サンスは「良識」ではない。
▼佐藤六平『国防原論』S5-8
▼山田幸五郎『眼鏡』S10-6
▼勝正憲『日本税制改革史』S13-2
▼陸軍省調査班『東支鉄道の過去及現在』S7-5
▼橋爪大三郎『冒険としての社会科学』1989
▼R.P.シャーキー『貨幣、階級および政党――南北戦争』1967
▼ウィルスン『戦争と文学――南北戦争と作家たち』S49
▼松岡 理『核燃料サイクル関連核種の安全性評価』1995-2
 再処理廃液の高レベル廃棄物に沃素131も混ぜるが、半減期が8日と短いのでじき衰滅してしまう。よって貯蔵中の高レベル廃棄物を奪ってダーティ・ボムにしようとしても、沃素131パニックは起こせない。
 1957のウインズケール事故では沃素131は風下70kmまで飛んだ。※だから米国は福島第一原発では避難の勧告範囲を80kmと言ったのだ。
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)
 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
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