※5年以上前から使い続けていたわが通信用デスクトップ(OSはXP)は年来、Uチューブ動画の視聴すらハナから諦めるほど万事が低速であったが、このごろはスチル写真のグーグル検索にもやたら時間ばかり喰うようになってしまい、こりゃもう切り換え時だと観念しました。電源投入後の通信の立ち上がりからして、遅過ぎてイライラする。運良く、先月に、宇都宮のある親切な方から新鋭のラップトップ(OSは7)を頂戴しています。有り難くこれに通信端末を変えることに致しました。しかし問題がひとつあって、新しい機械からは、なぜかMIL短報にログインができない。「ブログ人ユーザ名」からして入力がいきなり弾かれてしまう(よってパスワードにも進めない)。ログインができないので、どうにもあっちには書き込めんのです。目下この問題の解決に努めております。解決するまで暫時、こちらにアップロードして臨時的処置といたします。ご承知を願い上げます。
一。
William Cole 記者による2013-6-19記事「DOD studying moving 2,700 Marines from Okinawa to Hawaii」。
米国防総省は、沖縄海兵隊2700名をハワイに移転させる可能性について、三つの研究を進めている。
ただし実現するとしてそれは2026年の話であり、しかも、引越しにかかる費用は $2.5 billion だそうだ。
DoDいわく。
ハワイのカネオエ湾にある海兵隊基地を、引越しの受け入れ先としてはどうかという「Marine Corps Base Hawaii Optimization Study」という研究がひとつ。
もうひとつは「Oahu Land Use Study」といい、オアフ島の国防資産に着目する。
三つ目は、カラアロア地区(以前に米軍施設があったが今は空地)に引っ越させるというもの。
このうちカネオエ案は難しい。すでに過密だからだ。ついこの前、900人の海兵隊航空隊の将兵が引っ越してきたばかり。ヘリコプターとオスプレイを装備する部隊だ。
三つの研究ともに、今年の12月には報告をまとめる。
しかしそれは大作業の始まりにすぎない。GAOによれば、沖縄からは1万人以上の海兵隊員を引越しさせることになるのだ。
今月GAOが出したリポートによると、沖縄からは、海兵隊員4700人がグァムへ、2700人はハワイへ、800人が豪州および米本土へ移り、日本には15000人が残ることになる、という。これは今の米政府の、「太平洋リバランス」政策である。
火曜日現在、カネオヘ湾基地には 7,525 人の海兵隊員が所在する。
また 1,734 人がハワイの Camp Smith に、そしてハワイ諸島内の他所には 97 人の海兵隊員が居る。
キャンプ・スミスには、米軍の太平洋コマンド司令部もあり、いま、そこの司令官は、Samuel Locklear III 提督である。提督は3月に連邦下院の軍事委員会に対し、沖縄海兵隊員のグァムへの引越しは2020までに完了し、ハワイへの引越しは2026に完了すると明言した。
グァムの工事にともなう環境への影響の調査は2015までに終わる。そのあと、こんどはハワイでの同様の調査が始まる。
GAOのリポートまたいわく。上記のハワイ移転、グァム移転、および沖縄から豪州へローテーションで海兵隊の小部隊を派遣する費用は、〆てざっと、$12.1 billion だろう、と。
そして、この経費の分担は、米国が $9 billion であり、日本政府が $3.1 billion であると。
いまは放棄されているが、2011の計画では、8600人の海兵隊員を沖縄からグァムに移すとし、そのカネは $29.1 billion もかかり、これを米日で分担するという話であった。
※2011と2013のあいだに何があったかというと、グァムをいくら強化しても南シナ海への平時の睨みが利かないと認識された。中共は原油にしか真の関心はなく、したがって台湾に進攻する気などもないと、おそまきながら、米国中枢は理解できたのである。オレも1冊、解説本を書いたしね。もちろん北京が国内暴動抑制のために原油の存在しない東シナ海でミニ戦争を起こすことはアリだが、それ(戦争)への対処はむしろ米国にとって簡単であり、どこに基地があろうとなかろうと、構わない。
2012にある高官いわく。
海軍航空隊の古い基地があるオアフ島の Barbers 岬 や、おなじく SEAL Delivery Vehicle Team 1 が所在する Parl City 半島 には、余分な海兵隊を受け入れる余地がありそうだ、と。
しかしこの「オアフ研究」は、その後の検討で、良くないと判定された。
再配置にさいしては、米海兵隊が Air-Ground Task Forces を、ハワイとグァムと豪州に、創設することにもなると GAO は言う。
このAGタスクフォースとは、「指揮エレメント」を中心に、「地上戦エレメント」(歩兵、重火器、野砲兵)と、「兵站エレメント」と「航空エレメント」がさいしょから合体しているものである。
※陸自がこれを勉強しようとするのはよいことだが、オスプレイではなくUS-2を大量装備したほうが、あらゆる面で日本の対支防衛は、有効になる。
二。
ストラテジーページの2013-6-19記事「The Plan To Stop China」。
フィリピンの国防省幹部が、日本の防衛省幹部および米国防総省幹部と合議した。
テーマは、南シナ海でいかにしてシナ軍の「やり口」と対決するか。
この「やり口」とは、中共の軍艦や軍用機は前面に出さずに、それらのバックアップのもとに、中共の漁船、商船、沿岸警備艇が、周辺国の海上主権を繰り返し侵犯し、周辺国を脅迫し、他国領土に対する不当な主張を既成事実化し、国際法を踏みにじろうとする戦術である。
三。
Leo Shane III 記者による2013-6-19記事「What is the civilian-veteran divide to you?」。
イラクやアフガンから帰還して除隊した米軍の元兵隊たちは、つぎのような行動基準で、米本土のシャバの就職先でも、毎日やっている。すなわち、「所属チームを失敗させない」「所属チームにとって最も良いことは何かを優先して行為を選択する」「そのためには自己犠牲も厭わない」「自分が判断し命令して失敗したら、その行為の責任は当然のように自分で被る(アカウンタビリティ)」。
以上の「徳」は、軍隊経験の無いアメリカ市民は、とっくになくしているので、ヴェテランズは、この文化ギャップに悩むことになっている。