「読書余論」 2014年9月25日配信号 の 内容予告

▼防研史料 『造兵廠別・兵器類別・年次別・生産額 一覧表』S20-8-31
▼『偕行社記事 第406号』1910=M43年2月
 「保式自動小銃ノ説明」by陸軍兵器本廠
 ※これが十一年式軽機のモデルとなったことは、記事を読めば誰でも理解するだろう。
▼『偕行社記事 第407号』M43-2月
 「銃身ノ手入ニ就テ」by東京砲兵工廠小銃製造所長・陸軍砲兵中佐・南部麒次郎
▼財)史料調査会海軍文庫『海軍 第12巻 艦隊編制 観艦式 陸戦隊 医務衛生 軍楽隊』S56-9
 先月の続き。
 海軍は、台湾や三島の飛行場からではビルマ・ルートを爆撃できないので、海南島に航空基地を得たいと考えた。
 ……というのは口実で、そこが石油や鉄資源の宝庫であるから、対支開戦と同時に占る気満々だったのである。
 第一次ウェーク上陸が失敗したのは、風波が荒かった。大発もおろせず、駆逐艦の艦砲射撃は照準が乱れる。おまけにエアカバーなく、陸地から発進したF-4Fに銃撃された。
 駆逐艦の魚雷で動けなくなった軽巡洋艦『ストロング』は、バイロコ港その他の海岸の14糎砲で照射砲撃され、沈没した。
 「勇敢なる水兵」三浦虎二郎を抱きかかえたのは、海戦中は傷者運搬員となっていた軍楽生の高見喜安だった。
▼雑誌『全貌』の創刊S27-11号から昭和45年11月までの興味深い記事タイトル
▼藤 和彦『日露エネルギー同盟』2013年1月
 日本国内では、圧縮天然ガス自動車が2011年度末に4万台ある。ディーゼルの大型車からの転換が中心。※石原都知事はバスをガス化させる命令をすべきだったのである。
▼ケネス・マクセイ『Weapons and Military Technoloty』1993
▼Edward Jablonski『AIR WAR』原1971、1979 repr.
▼肥田真幸『青春天山雷撃隊』S58-11
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)
 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
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