フジ産経グループは早くナヴァロ教授にインタビューし、全力でおもてなししとく方がいいぜ。

 Mark Hosenball and Steve Holland記者による2016-2-26記事「Trump being advised by ex-U.S. Lieutenant General who favors closer Russia ties」。
 ドナルド・トランプがさいきん選んだ軍事アドバイザーは親露派のマイケル・フリン退役中将だ。DIDの長官だった。任期は2012~2014。      
 フリンは2015の晩餐会にてプーチンと同じテーブルに座って撮影されたツーショットがある。
 ※米大統領選は博打みたいなものなので、偶然の風向き次第で当落が変わってしまう。ヒラリーは国務長官時代に北鮮を訪問して「マスゲーム」観覧を辞退して北鮮指導部に地団駄を踏ませた(オルブライトのような無能者ではないと見せ付けた)。トランプは逆のタイプだろう。トランプはプーチンのファンであることを隠していない。そして両名ともに中共と闘った経験がない。ヒラリーは中共から過去の裏選挙資金問題で脅される可能性すらある。中共はもちろんトランプにも「二重張り」しているだろう。不動産ビジネスのボスに合法的に賄賂を渡す方法などいくらでもある。そこで日本が使える切り札は、ナヴァロ教授しかない。すでにこのブログで紹介したように、「反支・親日」のナヴァロ教授がトランプの相談役の一人だ。もともと民主党員なのに、トランプからも買われている。それは「反支」の商品ボイコット提言がトランプから気に入られているからだ。このナヴァロ教授を日本の保守メディアが今から厚遇しておくべきことは、気の利いたメディア経営者ならば当然に判断できることだが、日本のメディア幹部が常に気が利くとはなかなか思えない節もあるから、ここで書いておく。おそらく文藝春秋社は、すでに手を打ちつつあるだろうが……。
 ※ロシアがバルト三国やポーランドを征服すると、ロシアにとってどんないいことがあるのか? 人口と工業を接収できるので、「擬似GDP成長」ができる。経済無策のプーチン氏には、ロシア経済のマイナス成長を逆転させる方法としては、もうそれしかないのだ。まあそんなことより、これからの動乱に備えて、新刊『「地政学」は殺傷力のある武器である。』を読みましょう。早くも増刷が決まりました。