テザリングUAVは、歩兵の谷渡し、中州からのキャンパー救出に、機動的に使える。丸木橋は要らなくなる。

 MARK MAZZETTI 記者による2016-7-28記事「Donald Trump and Hillary Clinton to Get Intelligence Briefings」。
  2大政党の大統領候補に対する米連邦情報部局からの事前ブリーフィング(レクチャー)が、いよいよ来週に迫った。
 世界各地の紛争、在外米軍の作戦進捗状況、外国軍隊の最新動静(敵性/友好を問わず)などが、大統領本選の4ヶ月前に両候補に「ご進講」される。
 ヒラリーもトランプも、互いに国家秘密情報管理者の資格は無いと攻撃し合ってきた。このブリーフィング(もちろんすべて国家機密)の内容がもしどちらかの陣営から世間に漏れれば、それは選挙を左右するだろう。
 トランプは27日に記者会見で、ロシア人たちがヒラリーのコンピュータサーバーにすでにハッキングしていることを望むと語り、ロシア人たちはその内容をぜんぶ世界にバラせばいいと放言した。これは過去の米政権の情報部局の元高官たちをひとしなみに怒らせた。ある元高官いわく、トランプのこの発言は「国家叛逆罪」に抵触している、と。
 ※じっさいにプーチンはそれを実行した。民主党指名大会の前日に、ハッキングで得た2万通の民主党のeメールをウィキリークスにUpしたのだ。ヒラリーは2008に「プーチンには魂など無い(人ではない)」と発言したことがあって、それ以来、プーチンはヒラリーを憎み続けている。
 トランプの口撃。なんでヒラリーに国家機密のブリーフィングなんかするんだ? ぜんぶ世間にバレてしまうのに?
 クラッパー情報長官によれば、ブリーフィングの三大トピックスは、サイバーアタック、IS、そしてロシアとなるであろう。
 このブリーフィングはクラッパーの部下複数人により行なわれる。クラッパーは同席しない。また、他の誰も同席しない。
 どこまで機密を伝えるかは現大統領の許可次第である。
 そしていうまでもなく、11月の本選挙で勝った次期大統領には、ただちに、もっと詳細にわたるブリーフィングがなされる。
 黒人上院議員のハリー・レイド(ネヴァダ州、民主党)は、トランプは危険人物なので、いかなる真実のブリーフィングもすべきではない。すべて嘘ネタだけを教えるべきだ、と公言している。
 トランプは昨年11月にアイオワで語った。オレは米軍の将軍たちよりもISのことをよく知っている。ISを撃退する方法をオレは知っている。オレを信じろ。
 次。
 Brian Fung and Andrea Peterson 記者による2016-7-29記事「America is hacking other countries with stealthy submarines」。
   米海軍の潜水艦プログラム部長のマイケル・ジャバレイ少将いわく。おれたちは潜水艦によってサイバー攻撃もできるんだぜ。
 最前線近い海中でケーブルに工作して、あらゆる混乱を起こしてやることができる。
 1970年代からソ連の軍港から延びる海底ケーブルを盗聴していたことはもう知られている。
 今日では、単に盗聴するだけでなく、信号を操作してやることができる。
 米海軍のSSNのうち『アナポリス』とその姉妹艦がデジタル通信盗聴やコンピュータ・ネットに対する工作スペシャリストだったことは2013にスノーデン・リークでバレている。
 海底ケーブルだけではない。一部のSSNは、セイルの上からアンテナを海面へ出して敵性艦隊の通信を傍受するし、さらに今日では、敵性軍艦のアンテナにハッキング信号を送り込んでやることもできるのだ。
 そしてこれからは、有人潜水艦が敵性海域に近づくことなく、遠くから無人潜航ロボットを操ることで、そうしたミッションを実行させるようになるだろう。
 ※近所のマツダの営業の人から面白い話を聞かせてもらった。ロータリー・エンジンは水素と相性がよいので、水素エンジンとして復活するそうである。普及はとうぶん先だろうが……。それよりも驚いたのは、日本は原油をタンカーで輸入してナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油等を分溜しているのだが、軽油の国内消費量がぜんぜん少ないために、軽油だけはまた日本から石油製品タンカーで外国まで運んで行って転売しているのだそうである。なんという罰あたりな無駄! 政府もこれではいかんと気付き、スカイアクティヴディーゼルの新車販売には重量税も取得税もかけないことにしているそうだ(ハイブリッド車と同等の優遇政策)。さらに驚愕のデータ。デミオの4WDのディーゼル(エンジン自体はCX-3と同じ)車の燃料タンクは、容量がほとんど軽自動車サイズでしかないにもかかわらず、函館から満タンで出発すると北見まで途中給油の必要がなく、さらにそこから根室を廻って函館に再び戻ってくるまで、二度目の給油は必要がなかったという。したがって北海道ナナメ横断往復旅にかかった軽油代は7000円強、かつまた、1人で2日間運転し続けても疲労はしなかったそうだ。正直、これはたしかめたくなりました。あと、そのシャシを使って1.5リッター・ディーゼルのライトな「ハイルーフ」車を作ってくれんかな~。