ドローンの次の方向が見えてきた。ラジコンではなく「Uコン」が再登場する!

 Bill Carey記者による2016-7-25記事「U.S. Army Evaluates One of a New Breed of Tethered Drones」。
 米陸軍は、マサチューセッツ州にあるメーカー「サイファイワークス社」の商品である6軸のヘリ型ドローン「PARC」を評価試験中だ。
 同社が特許をもつマイクロフィラメント・テザーによって、地上から給電されるので、滞空時間の制限はない。また信号送受もケーブルだから、電波帯域占有の問題などを気にすることなく、光ファイバーを通じて大容量の信号を最高速で地上まで送信できる。電波妨害も混信も全くない。
 ※GPS失探による逸走の危険もなくなるわけだ。悪天候が襲来したら降ろせばいい。まちがいなくこのシステムは「沿岸監視用」に、もっと大型化できる。その場合は、「オートジャイロの凧」との組み合わせ方式も模索できるだろう。
 また7月には、ヴァジニア州にて開催の「東海岸ウォリアー見本市」に、フロリダ州の「ドローン・アビエーション社」が、同軸ローター形状のテザー給電式無人ヘリ「ボルト」を出展。こいつは800フィートまで上昇でき、消費電力1キロワットまでのISR機器をぶらさげられるという。
 ※複数の巡視船がテザー式大型UAVを揚げていれば、「阻塞気球」と同じ効果があるから、敵国の航空機はBUZによるイヤガラセもできなくなる。常にシナ人の先手を取る着想が必要だ。
 5月のフロリダでの「特殊部隊用工業カンファレンス」には、「アエロヴァイロメント社」が「テザー・アイ」を出品。クォッドコプター形状で、150フィートまで上昇でき、24時間とぎれなくハイレゾの監視動画を地上まで送信し続ける。
 いまや「監視用高塔」が、テザー式UAVによって実現する時代が到来したのだ。
 ※ますますJLENSのような失敗必至のコンセプトには用がなくなったわけ。経団連はトラック三周くらい後ろを走っている無能者集団か?