コンビニ弁当の平面形を真円とするか、さもなくば家庭電子レンジを廻皿式でなくてフェイズドアレイ化して欲しい。

 Ankit Panda 記者による2017-4-18記事「Is North Korea Working Toward a ‘Carrier-Killer’ Anti-Ship Ballistic Missile?」。
      4-15に試射失敗したのはKN-17だと米軍発表。液燃単段。
 1週間前には、それはKN-15=北極星2だと言っていたが。
 四月五日に発射されたKN-17〔米軍呼称〕は、高度189kmまで上昇したあと、下降中に、螺旋状の軌道を画いていたという。水平落達距離は60kmだったが。
 パレードに出てきたロシア製のKh-35は亜音速の対艦巡航ミサイルである。北鮮海軍の所管らしき塗装色。
 落下中に機動自在なRVのことをMaRVという。
 北極星2の試射のあと北鮮は宣伝放送で、迎撃を回避できると証明されたとか宣伝した。北極星2のRVには空力フィンはついていないのだが、一連の開発は、どうやらABM避けが目的なのだろう。
 ※螺旋式に落ちるだけの単純回避機動。しかしTHAADやペトリに対しては有効だろう。
 次のような見方も可能である。4-5の試射の3日後の4-8に米軍パシフィックコマンドが「カールヴィンソンがそっちに行くぞ」と発表した。北鮮としては、4-15に、その舳先前への警告射撃のつもりで「ナンチャッテASBM」のKN-17を発射した〔※数秒後に爆発した。その失敗原因も空力フィンか? 一説には、これは自爆信号ハッキングだともいう〕。ところで、それがもし狙ったところまで飛んで着水したとしても、『カールヴィンソン』艦隊は、半島へはちっとも近づいておらずに、むしろスンダ海峡へ遠ざかっていたのであった。北鮮にはOTHレーダーを筆頭とする海洋ISRアセットは皆無に近いという恥が晒されてしまった。
 ※なるほど北鮮としては米機動艦隊はさすがに黄海には入ってこないだろうという強い予断があり、日本海側から現れると踏んだのだな。しかし電力喰いのOTHの運用は北鮮には夢のまた夢であろうよ。
 次。
 ALEX HORTON 記者による2017-4-18記事「’Sand Castle,’ a film written by an Iraq veteran, is fiction shaded by war’s realities」。
   クリス・ロースナーはオハイオで2001夏に米陸軍に新兵入隊した。17歳だった。動機は、まずGIビル(復員兵大学進学補助金)の資格を得て、それから南カリフォルニア大学の映画プログラム(すでに受講はOKされていた)へ進学しようというものだった。
 ロースナーは第四歩兵師団の兵卒として2003-4のイラク作戦を実体験した。それを元に脚本を書き上げた。
 2017-4-21にそれがネットフリックスで配信される。ビデオ映画『サンド・キャッスル』だ。
 イラクとアフガニスタンの元従軍兵たちがこれまでいろいろなものを書いてきた。しかし、元従軍兵がそれについての映画を製作して大手からリリースするというのは、今回が初めてだろう。ロースナーは今、33歳。
 ロースナーは、ティクリトを占領していたときに、官品のラップトップで、オリバー・ストーンの『プラトゥーン』を初めて視た。
 これに刺激されたロースナーは、仲間の兵隊が語る言葉をメモに書きとめておくようにした。
 映画のロケ地はヨルダンである。
 近年の米国の体験的戦争映画は、特殊技能を有する経験豊富な特殊隊員が主人公というものばかり。それの逆を行った。
 こだわったのは「ヨゴレ」である。流行の戦場再現映画は、軍服、銃器、皮膚のヨゴレのすべてが嘘臭すぎていると彼は考える。その再現を特に真に迫らせた。
 ロースナーは退役軍人だけが資格を得られる「パット・ティルマン」財団の奨学金が得られた。おかげで南加州大学の映画製作修士課程を2011に修了し得た。