David B. Larter 記者による2017-6-30記事「Navy struggles with approach to fix crippled destroyer Fitzgerald, as investigation continues」。
駆逐艦『フィッツジェラルド』に開いた穴は、トレーラートラックが素通りできる大きさである。
水線下に12フィート×17フィートの大穴が穿たれた。コンテナ船『クリスタル』のバルバスバウにより。
居室の水兵には脱出時間は1分しか与えられなかった。
海水は、無線装置の中枢まで浸してしまい、電子戦機能は停止したらしい。
7月上旬にまず横須賀でドライドックに入れて水抜きし、調べる。すべてはそれからだ。
弾火薬はすでに6-25に艦からぜんぶ卸した。燃料はまだある。
本格修理は米本国ですることになるだろう。横須賀では調査と簡単な修理だけをする。
万事順調に進めば、1年以内にフィッツジェラルドは一線復帰できる。
だが、もし衝突衝撃でイージス艦の船殻構造そのものが歪み、SPY-1レーダーのアラインメントが微妙に狂ってしまっていると判明したなら、本格大修理が必要だ。
キールが歪んでいるとさらに大ごとになる。1988に触雷したフリゲート艦『サミュエル・B・ロバート』は、竜骨修理のために巨費を要したものだ。
爆装ボートに横腹をやられた駆逐艦『コール』の修理には、2億5000万ドルかかった。F-35の2・5機分だ。
軍艦の本格修理は外国ではできない。だからドライドックで調査して、自航可能なまでに応急修理することはむずかしいと判断されたら、重量物運搬船ですくいあげて米本土まで運ぶ。
おそらくサンディエゴにあるGD社の船渠に入れられるだろう。
ちなみに『コール』は、重量物運搬船『ブルーマーリン』にて、ミシシッピ州ペンサコラの、建造元だったインガルス造船所まで中東から輸送されている。
『コール』はそこで船体を三つに溶断され、故障区間をまるっきりとっかえられた。主エンジン2基も交換された。
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ストラテジーペイジの2017-6-30記事。
例の狙撃距離新記録。
カナダ軍はイラクでは直接に戦闘はしていないはずだった。ただ特殊部隊がイラク政府軍に稽古をつけてやったり、近接航空爆撃を無線で呼んでやったり、敵の居所情報を教えてやっているだけだと。
ところが今回、やらかしちまった。自分らで狙撃してしまった。
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Michael C. Horowitz 記者による2017-6-26記事「Drones aren’t missiles, so don’t regulate them like they are」。
ことしはMTCRの三十周年だ。
いまは35カ国が加盟。
巡航ミサイル拡散は阻止できていないが、弾道弾の拡散はおかげで抑制されている。
1987年においてドローンとは、一回性の短距離飛行をするものだった。つまりミサイルの親類だった。
いまはドローンは明らかに飛行機そのものであってミサイルではない。
MTCRのカテゴリー1とは。飛距離300km、ペイロード500kg以上は大量破壊兵器になるので拡散禁止。
中共はメンバーではないが、1991からそのガイダンスに従うよと言っている。
ドローンは巡航ミサイルの一種だと思われたから規制された。しかし今はドローンは有人機に近くなっている。
NATO同盟国に対し、F-35戦闘機を売るよりも、非武装型リーパーを売る方がハードルが高くなってしまっている。こんな阿呆な話があるか。
武装無人機はすでに17ヵ国によって保有されている。12ヵ国以上が、あらたにそれを購入しようと動いている。
米国は、最初から武装しているドローンは、英国にしか売ってない。その後、イタリアに売った非武装型リーパーの武装を2011に許可しているが。
中共は、10ヵ国に武装ドローンをすでに売った。エジプト、イラク、ヨルダン、カザフ、ミャンマー、ナイジェリア、パキスタン、サウジ、トルクメニスタン、UAE。
武装ドローンを国内で自製できる国は、中共、イラン、イスラエル、ロシア、トルコ、米国である。※欧州ひとつもなしですかい……。
中共は、輸出しているCH-3はペイロード500kg未満だと公称している尤も、どんな証明もされていないが。
イスラエルはインドにヘロン無人攻撃機を10機売るという契約を2015にしていて、2017後半に引き渡す予定。そのペイロードは450kgだという。
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Steven Stashwick 記者による2017-6-28記事「Photos Reveal Possible New Chinese Sub-Tracking Surveillance Ship」。
中共のSWATH船のメーカーは香港の近くにある。
SWATHでしかも電動モーター駆動とすると、そいつはやたらに静かになる。
曳航式アレイソナーから、低周波を発して、反射音を聞くという、アクティヴ曳航アレイソナーも、理論上は、可能。
ただの海洋調査船(海軍の傭船)なら塗装は白とする。これは米もシナも同じ。乗員も契約文民。
しかしこんどのはグレー塗装。やつらは対潜任務軍艦をSWATHにする気なのだ。
『インペカブル』も軍艦じゃなかった。それを海上民兵のトロール船団がさんざんに妨害したものだ。
シナはこの軍艦でグァム島のすぐ近くから監視をするつもりなのではないか。
中共は比島東沖の「ベンハム堆」で水中音響調査をした。
そこは重要通航点なのだ。