さすがにTELからは離さないと車体が焼失しちまうだろうね。となると発射には手間がかかり、風には弱い。

 TARA COPP 記者による2017-7-5記事「Pentagon: Latest North Korean missile is ‘not one we’ve seen before’」。
  星条旗新聞が、海軍大佐のジェフ・デイヴィスに訊いてみた。
 民航機が飛ぶ空域(津軽海峡西方)に無通告で射ち込んだ。
 発射場所は、過去にミサイル発射で使われたことがない。
 デイヴィスいわく、このミサイルは5500km以上飛んでアラスカを攻撃できるだろう。
 発射は、駆逐艦『モムゼン』と、レーダー監視船(米軍傭船)『ハワード・O・ロレンゼン』が追跡していた。飛翔時間は37分だった。そして日本のEEZ内に落ちた。
 ※今回確認されたこと。北鮮は同国北西部からは940km未満しかない北京に対して大型SSMを射ち込むことが疑いもなくできるようになった。しかもモビルランチャーTELを使用して。ロフテドにしてみせたことによって、北鮮領内のどこから発射しようが北京市には確実に届かせる余裕があることも中共に理解させた(いちばん離れたところから射っても水平に1200kmで、それは今回の最高到達高度よりは間違いなく短い)。あとは、ミサイルに搭載可能な核弾頭が実在するのか否か。こればかりは大気圏内で航空機から投下して実爆させる以外に、米支に対して立証する方法はないのである。現状では、フェイク・ニュークしか北鮮には無いのだ。
 次。
 NANCY MONTGOMERY 記者による2017-7-5記事「Soldier charged in Humvees’ free-fall」。
   2016-4にドイツでの演習中、米第173空挺旅団の軍曹がC-130から空中投下した3台のハムヴィーが、機体後部ランプから引き出されたあと、物料傘のハーネスがはずれてしまって地上で粉々となり全損した。この演習では150個口の物料が投下されている。
 その失敗の模様はビデオに納められており、ユーチューブで100万人以上が視聴した。
 1台22万ドルする国有財産を毀損したこの軍曹は、最悪の場合、軍法会議で最高量刑10年を喰らい、その期間の俸給と手当てを全額没収させられ、しかも不名誉除隊させられる。