▼山口志郎『武人万葉集』1999
海軍兵学校は生徒に日本文学の何を教えていたのかを窺える。著者は海兵75期。
塚原卜伝。
武士の身に添えてさす刀には椿の油みねにぬるべし。
▼『ベルツの日記』第一部・上巻 つゞき
井上外務卿の古い刀傷。ひとつは背中。ひとつは後頭部。ひとつは顔面。よくも生きておれたものだと驚嘆するほどの。
M22-2-11。憲法発布の参席者のなかただひとり、島津公だけが、古い髷のまま。
※今回はここまで。以下次号。
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「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。
あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
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来月からはこの内容予告はなくなります。長いあいだ、ありがとうございました。