「読書余論」 2018年5月25日配信号 の 内容予告

▼山口志郎『武人万葉集』1999
 海軍兵学校は生徒に日本文学の何を教えていたのかを窺える。著者は海兵75期。
 塚原卜伝。
 武士の身に添えてさす刀には椿の油みねにぬるべし。
▼『ベルツの日記』第一部・上巻 つゞき
 井上外務卿の古い刀傷。ひとつは背中。ひとつは後頭部。ひとつは顔面。よくも生きておれたものだと驚嘆するほどの。
 M22-2-11。憲法発布の参席者のなかただひとり、島津公だけが、古い髷のまま。
  ※今回はここまで。以下次号。
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。
 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
 バックナンバーも1号分が500円で、1号分のみでも講読ができます。
 過去のコンテンツは、配信元の「武道通信」のウェブサイト
http://www.budotusin.net/yoron.html
 で、タイトルが確認できます。
 「読書余論」は、2018年6月25日配信号より以降の号は、無料公開版となります。
 現在の武道通信HPの「告知版」が「今月の読書余論」と変わります。毎月の号はそこに掲示され、翌月号が掲示されるときに、前月号は削除されます。
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 来月からはこの内容予告はなくなります。長いあいだ、ありがとうございました。