いまだに全線路のカメラ監視体制がないとか、日本の鉄道会社はテロ時代を舐めておるのか?

 点々と沿線の支持柱上にカメラを設置して、そこに1週間分録画できるUSBを差し込んでおくのに、幾らもかからない。それによって防衛される社会的安全は至大である。というかそれは公共の土地を長々と占有させてもらっている鉄道会社の、地域社会に対する当然の責務だろう。こんな判断もできないやつらが経営陣なのか……。
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 DIANNA CAHN 記者による2018-5-10記事「Hearing: Series of errors by junior officers contributed to Fitzgerald collision, deaths」。
  駆逐艦『フィッツジェラルド』の衝突大破事故は、イリアン・ウドリー中尉と、ナタリー・コムス中尉(♀)に責任があった。
 両名は、監視システムが故障していたのに、それを直そうとせず、ブリッヂにも伝達していなかったのだ。
 故障していた機材とは、レーダーと、AIS(船舶自動情報応答システム)である。
 コムスは戦闘司令室をあずかっていたのに、周囲のすべての船舶がモニターに表示されないというレーダーの不調を、ブリッヂに知らせなかった。
 この2名が軍法会議に送られるかどうかは、これから決められる。
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John Grady 記者による2018-5-9記事「Mattis Defends Trump Administration’s Call for Low-Yield Nuclear Weapons」。
       マティス本人が語る。モスクワの野心に対抗するため、アメリカも低威力核弾頭を新開発し、それを潜水艦から発射するミサイルの弾頭に搭載する。それでクレムリンはチェックメイトされる、と。
  ※この話題については5月下旬発売の新刊『空母を持って自衛隊は何をするのか』(徳間書店)を読んでみて欲しい。
 米国の核の運搬手段と、核戦争の指揮通信手段の刷新のためには、ペンタゴン予算の6.3%を割く必要がある。現状では4%しかそれに充当されていない。
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 Sophie Tatum 記者による2018-5-10記事「John McCain calls on Senate to reject CIA nominee Gina Haspel」。
       「拷問は反道徳的である」と認めないハスペルはCIA長官にはすべきでない、と、地元アリゾナで療養中のマケイン上院議員(共和党)。今も肩書きは軍事委員長なのだが、この件で登院して採決に加わることはないだろう。
 ハスペルはCIAが拷問を復活させることはないと誓いつつ、過去の拷問(水責め、その他)については非を認めようとしない。
 ハスペルのたくみな弁明。「〔9.11後の〕国家の非常時に、剣呑な決定を下さねばならなかった善良な国家公務員たちを、後知恵で批難するつもりはない」。
 ※したがって拷問好きなトランプには支持されるわけである。トランプのやることには、マケインは反対する。
 ベトナム戦争中、捕虜になって拷問を受けたマケインは、拷問にはずっと反対である。