Lester Munson 記者による2018-5-9記事「The CIA Needs Gina Haspel」。
ジーナ・ハスペルは高校時代、ウェストポイント士官学校に進学したいと両親に話した。が、当時、同校は女子を受け入れていなかった。
代りにケンタッキー大学に進学した。かたわら、フォート・デヴェンスの陸軍第10特殊部隊群の中にある図書館と外国語教室の運営に参加した。そこで彼女は5ヵ国語に詳しくなった。
それがCIA入りを容易にした。30年以上勤続し、副長官にまで昇進。
上司のポンペオが国務長官へ横滑りするので、いよいよ今回、CIA長官にノミネートされた。
CIAキャリアの初期、2件の大使館爆破テロの糾明に中間管理職として手柄があり、GHWブッシュ大統領から表彰されている。
2001-9-11テロからおよそ三年間というものは、ほぼ無休で勤務している。
上院で野党民主党が衝こうとしている瑕疵は、9-11後からイラク戦争後におよぶ、CIAによるイスラム教徒捕虜の拷問に、彼女が関与したという疑い。
民主党政権時代の2007年にはこの問題で公聴会に呼び出してもいる。
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CAITLIN DOORNBOS 記者による2018-5-9記事「USS George Washington may return to Japan with ability to host first carrier-based combat drones」。
2015に『ロナルドレーガン』と交代するまで横須賀に配備されていた空母『ジョージワシントン』は、昨年秋からヴァジニアで四年がかりのオーバール工事を受けているところだが、それがおわった暁には、初の「無人攻撃機運用空母」として横須賀に戻ってくる可能性が出てきた。
これは上院軍事委員会が予算法案につけた注文の一部が公開されて明らかになった。「MQ-25A スティングレイ」を『GW』に積み、初の前方展開無人機空母にせよ、という。
そのために海軍は、もっかの『GW』の燃料捧交換工事の期間を利用して、MQ-25を運用できるような諸改造も施しなさい、と。
『GW』が横須賀に来れば、とうぜん『ロナルドレーガン』は米本土に戻って、ドック入りする。
しかし米海軍の見通しでは、MQ-25Aが艦上空中給油機として実戦配備できるようになるのは、早くて2026年。
※回避機動の得意でない空中給油機をステルス形状にするのは、艦上攻撃機をステルス形状にするよりも何倍も合理的。