ロリコップ

 JOHN M. DONNELLY 記者による2018-5-22記事「Navy’s top-dollar stealth fighter may not go the distance」。
   F-35Cの戦闘半径が、必要値よりも短いのではないかと、下院軍事委員会が指摘。
 中共の対艦ミサイルのレンジが長くなっている。空母がいままで以上にシナ本土から遠ざかっていなくてはならない。となるとF-35Cは余計に長距離を往復しなければならない。
 もし空母が敵国沿岸から1000海里離れていなければならないのだとすると、F-35Cはその敵国を空襲して帰投するのに、空中給油が絶対に必要になる。ところがそのタンカーはステルスではないから、大弱点である。
 F-35Cのコンバット・ラディアス(戦闘往復可能距離)は、計画値だが、670海里。
 F-35Cが米空母に配備されるのは2021年以降である。
 中共は十年近く前に「東風21D」対艦ミサイルを完成し、そのレンジは780海里〔1445km〕だと報じられた。
 トマホーク・ミサイルはレンジが1000海里=1852kmである。米海軍はこれの対艦バージョンを四年後から配備する。
 F-35はこれから60年、現役である。その寿命が尽きる前に中共軍やロシア軍が射程1000海里を超える対空母ミサイルを持つであろうことは容易に想像ができる。
 DIAによれば、中共はすでに「CSS-5」対艦巡航ミサイルを有する。レンジは930海里〔=1722km〕。
 また露軍は「キンザール」という超音速の空対艦ミサイルを配備した。レンジは1000海里以上と報じられている。
 F-35工場は全米にあるが、総組み立てラインは、テキサス州のフォートワース市にある。そこは共和党のカイ・グランジャー下院議員の選挙区である。グランジャーは連邦下院の国防歳出予算小委員会の委員長をつとめている。
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 Malcolm Davis 記者による2018-5-21記事「China’s Strategic Strait in the South China Sea」。
      中共がミスチーフとフィエリークロスとスビの3リーフに配備した地対艦ミサイル「YJ-12B」は、レンジ545km、終盤飛翔速度マッハ3という最新型である。
 また「紅旗9B」地対空ミサイルも配備した。これはロシア製の「SA-20」の同格品である。
 中共は次の手として、フィリピン沖の「スカボロ Shoal」に戦術ミサイルを展開する気だろう。
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 Ray Downs 記者による2018-5-22記事「Sweden distributes war pamphlets to public for first time since 1960s」。
       スウェーデン政府が全世帯に非常時パンフレットを配布した。20ページからなる。
 「クライシスまたは戦争が始まったら」というタイトル。
 食料、水、耐爆シェルターはどこにあるのかを指南。
 重大事故、超常気象、IT攻撃、軍事紛争等に備えさせる。
 有事のさいの国民義務も書いてある。16歳から70歳までの男女は、軍への応召、ならびに国営民間奉仕事業への出頭が求められる。
 スウェーデン政府がこのようなパンフレットを最初に全戸に配ったのは1943年であった。
 ソ連軍が西へ押し返してきて、スウェーデンにも入ってくるかもしれなかった。
 それから1961年まで、パンフレットはコンスタントに住民に配布されていた。
 61年から1991年までは、国内全世帯にではなく、地方の官公署にだけ、配布された。
 最新版のパンフレットの一特徴は、インターネット上の「偽情報」に気をつけなさいという注意である。
 「スウェーデン政府が某国に対して降伏した――と伝えるいかなる情報も、嘘である」。
 「もし某国がスウェーデンを攻撃してきた場合、われわれは絶対に降参しない。スウェーデン人によるレジスタンス活動を停止させようとする命令が流布されても、それらはすべて侵略勢力の謀略であり、嘘である」。
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 組織の命令だからという言い訳で重大な国際法違反をやらかしてしまえば、国家国民が破滅する。これが先の大戦の教訓也。
 この破滅の二の舞をしないように戦後教育は組み立てられてきた。
 日大のアメフト部の存在は、戦後教育理念に対する真っ向からのアンチテーゼである。
 このような空間の存在そのものが、文科省管轄下の正規の学校には許されてはならないものだ。
 もし日大学長が同部をただちに廃部にしないならば、文科省は日本大学の正規大学としての資格を剥奪するのが筋だろう。
 文科省がそれをしないなら、文科省をこそ廃止すべきだろう。