耕耘機と除雪機を一台で兼務させれば、万人に「買う口実」ができるので、売れる筈じゃ!

 興味があるが、家族に説明できる「口実」がない――。このような理由で調達に踏み切れない消費者は多いのである。
 その「口実」を、メーカーが作ってやらなくてどうするのか?
 口実には、じぶん自身に対する説得、もある。
 隣近所に対する説明、もある。
 それらをすべて、メーカーの方で用意すべし。
 次。
 ストラテジーペイジの2018-5-27記事。
    中共は固体燃料の「長征11」によって2018-4に、いちどに5つの画像偵察衛星を高度500kmの軌道へ投入した。
 5機のうち4機は、パッシヴ光学センサーが32のスペクトラム帯に分かれているもの。
 これを使うと、地下の石油や天然ガスのありかを見つけることができる。※それだけエネルギー確保に必死だということ。
 解像度は10mである。よって軍隊用ではない。
 5機目のはビデオ画像衛星。他の4機が捉えた有望な資源埋蔵地の地表地形を細密に撮像する。こっちは解像度が90センチメートル。
 航過中の撮像地表幅は、多スペクトラム型が22.5km、ビデオ型が150km。
 多スペトクラム型もビデオ型も重さは90kgぐらい。つまりいちどに400kg強を投入した。
 「珠海1」という34機からなる衛星群計画。その一部を構成する。
 長征11は、LEOに対して最大700kg投入できる。LEOは高度1000kmより低い軌道である。
 長征11は2015-9に最初の1基が打ち上げられた。それを含めて4回成功させ、計17機の衛星を軌道に乗せている。
 長征11を大型化(四段目に小型の液燃ロケットを追加)して衛星打ち上げビジネスに転用するのが「Expace」社の「KZ11」。荷物1kgあたり、1万1000ドル以下の値段で投入してやるよ。しかも発注から24時間以内に!
 高度700kmになら1.5トンを投入可能。1トンの太陽同期衛星なら高度800kmへ投入できる。
 衛星の自重が100kg以下のものは、ミニサットと呼ばれる。今の流行。
 いちどに多数機を投入できるから。