DA専用、且つハンマー内蔵型とし、撃針が叩かれる直前まで撃針がオフセット角を維持している仕組みの方がいいかも……。

 Morgan Gstalter 記者による2018-6-22記事「Trump’s ‘Space Force’ decree【国家の首長が出す命令】 came after Pentagon didn’t act on his suggestion: report」。
    『WSJ』の報道によれば、「宇宙軍」創設案についてペンタゴンの方からはちっとも具体案を持って来ず、要するにサボタージュする意思だと見たのでシビレを切らしたトランプが国家首長命令として創設作業開始を明言したのであると。
 これにはペンタゴンも、連邦議会も、奇襲をくらった。
 トランプからのこの件についての最初の示唆は3月だった。
 2017年、下院の軍事委員会で空軍から宇宙軍を分離することが提案されたとき、公聴会にて、空軍長官ウィルソン、空軍参謀総長ゴールデン、空軍最先任曹長ライトは、こぞって反対した。
 2017にはマティス国防長官も反対表明。オバーヘッド(諸経費やシステム処理負荷)を減らそうと努めているさいちゅうなのに、米軍にもう一層の組織を付け加えてどうするのか、と。
 もし新軍ができれば、それは1947の空軍独立いらいの大イベントになる。
 米軍ストラテジック・コマンドの司令官ハイテン大将も上院の軍事委員会で反対表明。いつか誰かが「宇宙軍」を運用しなければならない。しかしそのタイミングは今じゃない。
 マティスは6-27に記者たちに言った。宇宙軍を創るとすればそれには新法が必要である。それには議会の協力が必要である。それには準備と根回しが必要である。その計画策定を、われわれは未だ着手しておらぬ。
 次。
 Tucker Berry 記者による2018-6-25記事「Assessment of Al-Qaeda’s Enduring Threat Seven Years After Osama bin Laden’s Death」。
    オサマビンラディンが殺されて7年経つが、まだアルカイダは消滅してないし、弟子たちは今でも米国を第一の敵と考える教えを堅持している。
 ビンラディンがアフガニスタンから1996にFAXで呼びかけたメッセージ。アラビア語で〈アラビア半島からユダヤ人とキリスト教徒を追い出せ〉と書いてあった。
 1998にはビンラディンはファトワ(律法)を書き加えた。醜米を聖地から追い出すこと以上に重要な義務はない。
 場所がどこであれ、米国人とその同盟者の民間人と軍人を殺すこと。これがすべてのムスリムの義務である。
 息子のハムザもメッセージを発出している。
 お前たちの現住所において、ユダヤ人とキリスト教十字軍に対して加罰すること、それが、それら敵どもをもっとこっぴどく苦しめることになるのだと知れ。
 ※イスラム教とは何だったのかという解説には誰も成功していないのじゃないかと感ずる。隔靴掻痒感がある。もともと「ユダヤ教+キリスト教」の強国勢力に弱小集団が対抗するための「自衛兵器」としてこの宗教が創案されたのだと考えると、なぜインドネシアなどにそれが定着したかが説明でき、いちばん納得できる。非物理的な武器としての信仰なのだ。現代世界がこの武器にいまだに悩まされるのは当然だ。ローマ帝国が一神教に屈服してしまったところに大しくじりがあった(二度目の屈服は一度目の屈服から導き出される必然だった)。米国が一神教要素を否定し多神教を積極肯定評価する新帝国になって蘇らない限り、「自衛兵器」を屈服させることはできまい。というのはイスラム教がコピーしたユダヤ教がそもそも自衛兵器なのだから。この自衛兵器は自己増殖するのだ。