はじめてのこづかい。

STEPHEN WRIGHT 記者による2018-7-11記事「Air Force rescue specialist details ‘once in a lifetime’ Thai cave rescue」。
 タイの洞窟少年団救出には沖縄から米空軍のレスキュー専門家が行って協力していた。
 少年たちがやるしかなかった連続潜水区間は最長で30分にも達したという。
 最初に発見したのは英国の2人組のダイバー。少年団が閉じ込められてから10日目。
 この13人は初めちょっと洞窟に入っただけなのだが、水嵩が増したために戻れなくなり、水没から逃れるためにどんどん奥へ移動するしかなかったのである。
 大掛かりな排水作業も奏功した。それなくしては、中間点に複数のエアポケットも残らず、救出は至難だったはず。
 救難ダイバーたちは、プールを使って予行演習した。身長&体重が近似する地元の少年たちに協力してもらって、いかにして同伴潜水させるかを。
 キモは、同伴潜水者をぴったりと前後から挟むこと。送気調節を臨機にしてやれるからだ。
 いちばん狭い箇所は、大人1人がかろうじて潜り抜けられる断面しかなかった。
 もちろん子供には「錘り」をつけて浮力を中正化させた。ウエットスーツは、フード付きを着せた。
  ※大人が低体温症になるくらいの冷水が激しく流れ込んでいる狭い箇所があったとも書かれているが、ドライスーツにはしなかったようだ。嵩張って引っ掛かる方が危険なためか。
 特別なフルフェイス・マスク内は常に水圧以上の気圧で満たされているので、水が入ってこない。素人潜水者はパニックになりやすいが、このマスクならば水を呑まないで済むだろう。
 洞窟のところどころに空気補充用のボンベが置かれ、そこでは酸素80%のエアが再充填された。これにより酸素飽和レベルが上がり、少年たちは気分が良好になるのである。