もしAI操縦システムが発達すれば、ドライバーが酩酊状態でスポーツカーを運転しても、人をはねなくて済むようになる?

 これは酒を提供するすべてのショップにとって大朗報ではないだろうか?
 次。
 Sandra Erwin 記者による2018-7-24記事「No GPS? No problem, there are increasingly more options」。
    ロックマートが近未来に軌道投入する第三世代のGPSは、精度がいままでの3倍、耐妨害能力は8倍だという。
 しかし現行のGPSの電界強度は、携帯電話の無線電波の1万分の1である。これに頼るのは危険すぎるのだ。
    ケン・ゲブリエルは、元DARPAの副局長だ。
 角度計測センサーの精度が非常に向上したので、弾道ミサイルの場合、天測航法によってGPSの代用とさせる道が開けてきた。星だけでなく、軌道が既知で登録されている無数のデブリをも、この「天測」の対象として使える。
 米海軍のSLBMは、今日ではGPS受信機を内蔵していない。もともと最初のポラリスには利用できるGPS環境も無かったし。
 その代わりにINSと天測を利用して、ミッドコースの位置極めをしているのだ。
 海軍が開発中の、すごい「位置決め」システム。これはGPS電波に頼らず、他者が発する無線通信電波だけを頼りに、つまり「方探」の精度を超向上させることによって、洋上会合や空中会合等を精確に案内する。空中給油のランデブーもこれによってGPS無しで可能になる。
 ※F-35のパッシヴ方探の技術が転用されているものと想像できる。
 1機の航空機を実戦の前線に配備するまでにかかるコストの75%は、機上に搭載する器材類のインテグレーションを取るための手間なのである。アンテナもアビオニクスも増設の必要がない新システムは、歓迎されるだろう。
 次。
 Bill Murphy Jr. 記者による2018-7-24記事「After 10 Years Studying Sleep, the U.S. Military Just Revealed Something Eye-Opening About Caffeine」。
   CDCにいわせると、人は8~9時間の睡眠が必要。なのに米兵は平均して5時間未満しか寝ていない。
 最適カフェイン投与を計算で決める方法の大発見については学会誌の『スリープ』で論文が初公表され、それをWSJ紙のJ・C・マギンティ記者がフォローしている。
 ここでは、研究の結論をもっと単純化しよう。
 いつものように昨晩もまた5時間しか寝ていないキミは、まず起きぬけに、あまり濃くないコーヒーをカップに2杯飲め。そしてその4時間後に、またカップに2杯、飲め。
 こうすることで、本日のひるまのキミのアタマは、「8時間寝た」と同じ状態に保てる。これ以外のコーヒーの摂り方では、覚醒作用と肉体の健康が両立しない。
 昨晩は5時間以上寝たが、今夜は徹宵作業しなければならない、というときは? その作業の開始直前に、やはり、薄めのコーヒーをカップで2杯、飲め。
 連日、5時間未満しか寝られない状態が幾日か続いており、今晩もまた徹夜だ――というときは? その場合は、深夜の零時、明け方4時、そして朝8時に、カップ2杯づつの薄めのコーヒーを飲め。
 肉体の健康上、とても重要なことは、血中のカフェインを400ミリグラムよりも増やしてしまわないことだ。
 薄めのコーヒー1杯は、100ミリグラムのカフェインと覚えておけ。
 米軍用ではなく、一般人向けのダウンロードアプリも、もうじきリリースされる予定だ。